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私はファインダーを左目で覗き、右目はつぶらずに両目を開けてK-70を操作しています。これはカメラをいじり始めた頃、リコーイメージングさんの初心者講座で言われた先生の教えを守っているからです。
1)ファインダーを覗かない眼も開けて周りの様子を感じながら撮る。危険を避け、シャッターチャンスを逃さないコツ。
2)ファインダーは利き目で見る。(両目を開けるので)利き目でないと絵に集中しにくい。
ただ、横位置の時に左目でファインダーを覗くと、右目はカメラと右手が邪魔して被写体は見えず、先生の言われた意図にはあまり役に立ちません(縦位置なら、右手を下にして構えれば問題なし)。それに鼻がカメラに当たります。「それは我慢しなさい」といわれましたがやっぱり愉快ではありません。まだ経験してませんが、おそらく夏とか最悪。
私のような「左ファインダー両目派」の人は、少数派とはいえネットで探すとけっこういるみたいで、皆さんそれぞれご不自由・ご不満を抱えていらっしゃるようです。中には「右目はどうせ何も見えないから、つぶらなくても利き目に集中できて楽でいい」「顔がカメラに押し付けられるので手振れしにくくて良い」という、開き直ったプラス思考の方もいて驚きましたが。
最近、マニュアルフォーカスの上達を目指して時々練習していますが、あるところで、
「片目でファインダーの中だけ見ていると、ファンダー内の像が脳内補正されてしまいMFの合焦が正しく判断できないことがある」と聞きました。「両目で対象を見ることで正しく合焦しやすくなる」と。
信憑性のほどはわかりませんが、MF練習中の両目派としては心強く思いました。ただ、私の右目は基本的に右手とカメラしか見えないんだよな(爆)。だから上手くならないのか(違うって!)。
いろんな不自由を解消するために「右ファインダー両目派」に転向しよう、と試すこともあるんですが、難しいですね。左右の視力差がけっこうあって、普段から左がかなり「強い利き目」なので、ファインダーの視度調整で右でしっかり見えるようにあわせても、左目から入ってくる情報が気になって、なかなか右目で中の絵に思考を集中することができません。まったくリコーの先生のおっしゃる通りです。
じゃあ思い切って「右ファインダー片目派」に改宗するかというと、片目で見るんならせっかくだから良い方の左目で見たいし、左目で見るのなら、右目は開けてても邪魔にならないんだからわざわざ閉じる必要ないじゃん →振り出しに戻る、と。何してるんでしょうねまったく。
というわけで、今ひとつ釈然としない思いを抱きつつ、今日も「左ファインダー両目派」で散歩する私です。