ドイツ・ウォルフスブルク散歩

旧サイトから転載した記事なので内容齟齬やリンク切れなどの不備が生じていることがあります。
***
所用でドイツに行ってきました。
ここ数年、東南アジアには随分と行ってますがヨーロッパは久しぶりです。特にドイツとなると、生まれて初めて訪れる国ということになります。北西部のウォルフスブルクからハンブルクに移動しながらの写真散歩レポートです。

今回はウォルフスブルク編。
「狼の城」というロマンの色濃い名前の街ですが、実のところは、ドイツ北西部の森と田園風景の中に点在する平凡な地方都市のひとつで、とりたてて特徴のある街ではありません。ただひとつ、この街に世界一を争う巨大自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)の本拠地がある、ということを除いては。

というわけで、ここにやってきた目当てのひとつは、フォルクスワーゲンの自動車博物館Autostadtだったわけです。
まずは、日本ではなかなかお眼にかかれないVW XL1の写真から。

一方、VWやらAutostadtやらをちょっと脇に置けば、ウォルフルブルクの街は、地方都市らしいごく静かな佇まいです。

小ぎれいなフラットや、慎ましい店舗・オフィスビルが立ち並ぶ路辺には、これまた慎ましい花が咲いています。

5月の明るい週末です。この日はくもり空で肌寒かったですが、夕方には街中から老若男女が続々と中心部の商業ゾーンに集まってきます。

広場では陽気なビア&ワインパーティ。屋台がたくさん出て、バンド演奏があり、大勢の人が繰り出して楽しんでいます。

写真は午後7時くらいですが、この後どんどん人が増えていきます。少し年齢層が高かったところを見ると、若者の遊び場は少し違うところなのかもしれませんが。

一夜明けて週末の朝です。
街はまた静かになって、公園では人馴れした水鳥の鳴き声だけが響いていました。

最後はやはりAutostadtの写真を少しだけアップしておきましょう。

タワーと右の大きな建物は、VWの購入客が希望すれば誰でもここで新車引き渡しのセレモニーをしてもらえる世界最大の納車センターだそうです。Autostadt庭園内にあって、私も実際中に入ってみましたが、大勢の人が引き渡し式の順番を嬉しそうに待っていました。

広い庭園に点在するパビリオンは、それぞれVW、Audi、ポルシェ、ランボルギーニなどVWグループの各ブランドの車と関連情報の展示場になっています。最新車だけでなく、歴史的な価値のある車の博物館もあり、クルマ好きな人なら長時間楽しめるはずです。泊りがけで来て、園内の高級ホテル リッツカールトンの宿泊を楽しむのも良いでしょう(私は分相応に市内のビジネスホテル泊まりでしたが)。

もうひとつ、この公園博物館は、VWの母なる工場に隣接していて、すぐそばに有名な4本煙突が見えています。

この工場、広大な工場敷地群の一角にあって、建物が文化財として保存される一方、中の工場設備は大改装されていまだにバリバリの現役!だそうです。さすがに煙突は使われていないのではないかと思いますが。

というわけで、ウォルフスブルク散歩の巻でした。

このあとはアウトバーンを走ってハンブルクへ!

タイトルとURLをコピーしました