旧サイトから転載した記事なので内容齟齬やリンク切れなどの不備が生じていることがあります。
***
Q10を持って東南アジアに行くの巻、シンガポール編から時間が空きましたが、つづきです。すべてPENTAX Q10+ PENTAX‐02 STANDARD ZOOMで撮っています。
シンガポールの後、タイに移動してバンコクに数日滞在しました。これまたお仕事出張なので、写真を撮ってる時間は朝晩に限られてます。しかもバンコクでも相変わらずの曇り空。タイはモンスーンの季節(雨季)は終わってるはずなんですが、どうなってるんでしょう。出発前の東京もずっと曇っててたし、もう何日青空を見ていないんでしょうか。
でもまあ、シンガポール同様、この天気のせいでバンコクでも比較的涼しく過ごせました。
ところで、私はバンコクの街といえば、思い起こすのはまずこれなんですよ。
Cable mess on Bangkok street (Photo by scarecrow60)
通りという通りに、縦横に遠慮なく張り巡らされた電線の、束というか塊というかカオスというか。良くこんな張り方でトラブルが起きないものだといつも感心しています。ちなみに「電線魔窟度」でいえば写真の電柱なんかは初級レベルで、もっと度肝を抜かれる物件が市内には多数あることも申し添えます。
電線だけがカオスなのではなくて、人もカオスです。シンガポールと比べれば人種・民族の多様性は一歩譲るとしても「数と密度と暑苦しさ」は凌駕しているように感じます。
Bus stop Sukhumvit (Photo by scarecrow60)
特に夕方以降は、街中はどこへ行ってもこういう「人のかたまり」があって、その熱量に圧倒されます。中心街のスクンビット通りのバス停なので相当オーガナイズされた感じですが、都心を外れるとそれなりに混沌とした感じになっていくのはアジア共通のお約束。
ところで、撮ってるときには気が付かなかったけど、こういう場所での撮影はもっと遅いシャッター速度で耐えて撮ると、動く人と止まっている人が違う感じの絵になって面白くなるのかもしれないな、と思いました。
シンガポールでいろんなホーカー(屋外フードコートのような簡易外食ブースの集まり)を巡った後でしたが、バンコクの伝統的フードコートは、より「濃い」こんな感じです。私はまだ修行が足りず、Q10構えて入っていくにはちょっと度胸が足りません。
Traditional food court(Photo by scarecrow60)
入口で写真だけ撮らせてもらって踵を返し、路地を抜けて幹線道路に出ます。
激しい往来交通量ですが、クルマの波に混じって、TUKTUKがしっかり生き残って、商売頑張ってます。
TUKTUK(Photo by scarecrow60)
ぼんやりした写りですみません、手ブレかピンボケかその両方か、なんですが、このスナップについては、ブレ・ボケで輪郭がはっきりしない感じが相応しいかもしれないなと思い、消さずに持ち帰ってきました。時代とずれて生きるタクシー。
以上、Q10バンコクを行くの前編をお送りしました。ピカピカの近代的バンコクも少し伝えないと、知らない人は誤解しちゃうかもしれませんね、
というわけで次回につづきます。