渋谷・青山 賑わいにも気分は複雑

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南青山あたりに時々用事ができて出向くことがあります。今回はそのついでにFUJIFILM XF10を片手に界隈を散歩しました。

少しだけ時間の余裕があったので、この日は地下鉄やバスを使わずに渋谷駅から歩くことにしました。賑わう宮益坂を登ります。

このとき欅の並木はまだ青々としていましたが、わたしの心の眼ではすっかり色づいて見えていて(笑)、晩秋のそぞろ歩きの気分です。

曇りとも晴れともどっちつかずの青山通りの空に、最近都心を低空で飛ぶようになった旅客機の姿がくっきり。

今回、何ということは無い写真ばかりなのですが、青山通りや高樹町通りの店先に、短いとはいえ行列を為す様子をちらほら見かけました。新型コロナ感染者が急増していることを思うと心配にはなりますが、きびしいご時世でのお店の頑張りも、それに応えているお客の誠意も讃えるべきなのかなあ、とも。複雑な心持でしたね。



それぞれ、何屋さんなのか、見る人が見ればすぐにわかるのでしょうがおじさんにはさっぱり。場所柄でしょうが女性客の姿が目立ちますね。

「店先の行列」ではありませんが、青山通りで割と賑わいを集めていたもうひとつのスポットがこちら。

バスケットボールのサンロッカーズ渋谷(以前は”日立サンロッカーズ東京”の名でしたね、けっこう熱いサポーターの知人がいたのでこの名前の方が私には親しみがある)が試合をしていたようです。場所は青山学院記念館で、ここがホームコートなんですね、知らなかった。スポーツとかコンサートとかのイベント集客も難しい局面でしょうからね、頑張って、そして気を付けて。

おや、この店も行列?と思ったら、これはお店というか、あの有名なライブハウス Blue Note 東京ですね。再開された公演予定の掲示を眺める人たちだったようです。

特に意味はないですが、青山らしいオサレなお店の写真。

特定のお店だけでなく、青山も渋谷も人通りの多さが旧に復してきました。自分もその群衆の1人なわけですが、歩いてて、とにかく懸念と安堵が入り混じりました。

最後に、帰路、JR渋谷駅のホームから南平台方向の工事現場を望んで1枚。
渋谷って、いつ来ても必ずどこかで大規模工事をやってますよね。

写真はすべてXF10で撮ったRAWデータをRawTherapee(RT)でjpgに現像しました。まだ試行錯誤中ですが、少しずつこのツールの使い方の呼吸がわかってきました。

今回はニュートラルな状態のRAWに、Adobe の”Fujifilm XF10 Adobe standard”というDCPファイルを借用してカメラプロファイルをあて、その上でRTが用意しているフィルムシミュレーションの中からFuji Velviaを適用しました。けっこうしっかりとした色が出てくれてませんか? さらに曇天のぼんやり感を払うために「霞の除去」を弱めにかけ、最後に全体の露出を調整しています。
けっこう「それっぽく」仕上がってきたかな、と。

あと、RTとは関係ないですが、手振れ補正の機能のついた一眼ですら手振れの悪癖が治らない私、手振れ補正なしのコンデジ写真のブレはなかなか凄いものが(泣)あります。ちなみに、今回XF10はAFを使っておらず、一貫してでF8+焦点距離固定のスナップショットモードでした。

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