PENTAX brand book

旧サイトから記事を転載したため内容齟齬やリンク切れなどの不備が生じていることがあります。
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他の記事を予定していたのですが、これが届いたので、話題がホットなうちにアップしておかなければなりません。

PENTAX brand book

PENTAX believes in the future of SLR photography.

という一文で始まる、PENTAXブランドの一眼レフカメラと、一眼レフのある写真生活への想いを、リコー・イメージング社が熱く語った小冊子です。SLR-Single Lens Reflex-一眼レフですね。

上の写真は「小冊子」には見えにくいですね、すみません。お手元になくても、公式のこのサイトを一読すれば内容は漏れなくわかります。サイト下部にbrand bookの申し込みリンクがあり、私はそこから入手しました。

一部を抜粋引用すると、こんなことが書かれています。
PENTAX STATEMENT 私たちが私たちであるための、5つの決意
写真が好きだからカメラを造る
対話するように撮れるカメラを理想とする
撮影プロセスまで愉しめるカメラにこだわる
数値では測れない領域まで挑む
ユーザーの「写真体験」を資産とする

カメラメーカーのブランドブックですから、美しい写真を品よく使った上質の出来になっていますが、このように、品良いとか上質とかよりもむしろ無骨で熱いメッセージが目立ちます。PENTAXは一眼レフを極めて行きます、一眼レフを愛するユーザーと今後も共に歩みます、という決意表明。

正直、私自身は「PENTAXの〇〇が好きで使っている」「やっぱり一眼レフじゃなきゃ」というようなこだわりは薄く、たまたま中高年の手習いで写真撮り始めたのがPENTAXで、KPが気に入って使ううちにだんだんレンズも道具も増えちゃった、という薄味・自然体PENTAX使いです。

※他方、PENTAX以外の道具に関する興味も薄味で「他ブランドならもっと良い写真が撮れる」「ミラーレスならもっと」という幻想も持っていません)。実際M4/3も24Mコンデジも使っていますが、まさに幻想は幻想でしかありません。

その薄味・自然体ユーザーにも、しっかりこの熱いメッセージは届きましたよ。
失礼ながら、リコー・イメージングさんは業界下位で生存競争がさぞ厳しかろうと思って案じていましたが、こういう力強い現状規格維持・継続・発展の宣言をしていただけたことは、想定外のグッドニュースでした。

自然体を保ち、変な浮気を考えないで過ごそう、とあらためて考えた次第です。
だから、APSC新機種も結構ですが、新しいレンズ早くお願いして良いですか。

※ブランドブックの登録制無料配布という発行の仕方、リコー・イメージングが生き残りのためにコアなユーザー数規模を再確認するためのマーケティングリサーチだとしたら、なかなかお見事。いや、もっと現実的に新機種の初回生産ロット決めのためのリサーチ、かな(笑)。

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