黎明編

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4年近いこのブログの歴史の中でもぶっちぎりトップクラスの、超くだらない話を書きます。
今回、写真もカメラも登場しません。

ブログを始めた時に、タイトルをどうするかなと考えた時、ちょうど自宅の本棚に一条ゆかりさんの「有閑倶楽部」(昔のマンガですがドラマ化されてリバイバル人気が高まった時に入手。言わずと知れた傑作)があったのが目に入って、5秒で決めました「有閑写真倶楽部」でいっか、と

で、そのままだとちと寂しいかなともう3秒考えて、「黎明編」と適当にくっつけて決まり。一眼レフを生まれて初めていじるんだし、黎明編でちょうど良くね?と。きわめて考え無しに安直に決めましたが、まずまず気に入って途中気まぐれで「写真」の字を旧字体に変えた他は変わりなく今に至っています。

ブログ開設からまもなく4年。
カメラいじりは永遠のビギナーではありますが、そろそろ黎明期を卒業してステップアップするぞ、という心意気だけは示しても良いかもしれません。どうしたものか。

前置きが長くなりました。
そろそろ「黎明編」の次のブログタイトルを考えるかなあ、というのが今回のお題です。

そもそも3秒で決めた「黎明編」は、わかる人はたいていわかる、手塚治虫さんの大作の最初を飾る「火の鳥 黎明編」を厚かましくも拝借してるわけです。この原典に沿うとしたら「火の鳥」の黎明編の次は、刊行順では「未来編」、作中の時系列では「ヤマト編」につながるわけですが、私のブログの方は「未来」も「ヤマト」も似合わないなあ。うっかりしてたぜ。

ふと、「火の鳥」以外にも黎明編はあるんじゃないか?と思いついて、調べてみました。そしたら、あるわあるわ。ざっと調べてみただけでこんなに。

マンガ 火の鳥 黎明編 1967年 手塚治虫 COM
小説 銀河英雄伝説 ?黎明編 1982年 田中芳樹 トクマノベルズ
マンガ    博愛の人 二宮金次郎 黎明編 1994年 ジョージ秋山 ビッグゴールドコミックス
小説 龍の伝説 黎明編 1996年 菅谷充 三栄書房
小説 宇宙皇子 黎明編 1998年 藤川桂介 角川文庫
マンガ 魁!!クロマティ高校 黎明編 2001年 野沢英次 講談社
マンガ 青春鉄道 黎明編 2016年 青春 ジーンコミックス
TVドラマ  SPECサーガ黎明編 サトリの恋 2018年 TBS
アニメ映画 宇宙の法 黎明編 2018年 幸福の科学
新聞連載 コシヒカリの旅 黎明編 2020年 朝日新聞

これらのうち、どれが「火の鳥」オマージュで、どれがオリジナルなネーミングなのかはわかりませんが、とにかく多様な「黎明編」があることがわかりました。

存じ上げてる作品をちょっとだけカンニングしてみると、
銀英伝:黎明編→野望編→雌伏編→策謀編→風雲編・・・お、いい感じ

魁!!クロマティ高校:黎明編→登校編→プロ野球編→番外編→天使編・・・。

しかしなあ、私のケチな黎明編の次を、銀英伝に倣って「野望編」「雌伏編」はいかにも恐れ多い。熱心なファンの皆様に叱られそうだ。かといって、魁!!クロマティ高校みたいに切れの良いユーモアは私には無理だ。

いっそオリジナルで「修業編」とか「開眼編」とかにしても、まじめに修業せず開眼する見込みが無い私なので、これはこれで空しい。

ああ、深く考えずに数秒でタイトルを決めた報いです。手塚先生ほんとうに申し訳ありませんでした。浅はかに「黎明編」としましたが、これがいかに重い、他に代えがたい、気軽に使っちゃいけない命名であるのか、いまさら身に沁みました。

というわけで、反省をこめて当分の間「黎明編」の看板はそのままにしておくことを決意したワタクシであります。
駄文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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