手振れしないカメラの構え方を考える

旧サイトから転載した記事なので内容齟齬やリンク切れなどの不備が生じていることがあります。
***
三脚を立てることを滅多にせず、街中でK-70を手持ちで撮ることが多い私です。これまでは、常に手振れによる撮影ミスに悩まされてきました。しかし最近、下手なりにカメラの構え方を試行錯誤して、ちょっとだけ状況が改善されてきました。

こんな感じです。

1 被写体に向かって正対せず、左半身(はんみ)で立つ。左足を前、左肩と顔が被写体に向かうイメージ。
2 左手は、脇を締め肘を折りたたんで体側に付けて余分な動きを封じ、下からカメラ本体底部とレンズ基部を掌と指で掴んで支える。
3 右手は、カメラがぐらつかないように小指・薬指でグリップを軽く握る。右脇を締めて上体の構え全体を小さく。
4 構図を決め、ファインダーを(利き目の)左目で見てカメラを構え、右親指・人差し指・中指で露出とピントを設定。基本的に親指AFで、MFの時は左親指と中指を使う。
5 左頬と鼻をカメラ本体にしっかり当てて、顔と左手でカメラを挟んで固定。右人差し指で静かにシャッターボタンを押し込む。
6 シャッター切った後、カメラは動かさない。剣道の「残心」のイメージ(剣道未経験です。マンガの受け売り)。

軽いAPSCサイズのK-70だからできるんでしょうが、カメラを支えるのは動きを封じた左手と顔の仕事。右手はそえるだけ(わかる人はわかって 笑)。
これで「ありゃ手振れしちゃった」というミスはかなり防ぐことができるようになりました。

ただし、これでうまくいくのはカメラが横位置の場合。
縦位置で構える時には、どうすると安定するか、まだ試行錯誤が続いています。

「左ファインダー両目派」なので、縦位置ではフリーの右目の視界を確保するために右手を下にして構えます。その際、横位置の時と同様に下から握りこんだ左手と顔で挟んでカメラを支持しようとすると、左右の掌が干渉して、右指をシャッターボタンやダイヤルに自然に掛けるのは難しくなります。かといって、干渉しないように左手の握りを浅くすると、しっかりホールドできません。
うーん、どうしたもんでしょうか。

撮影フォーム上達の道も、まだまだ先が長いです。

タイトルとURLをコピーしました