寫眞倶楽部 再起動

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5月末、ようやく首都圏の緊急事態宣言が解除されました。まだ仕事は在宅・リモートが中心ですが、不要不急でない用事ならば少し出歩いても構わない、という感じになりましたので、しかるべき用事で中野に出かけました。

通常の生活であれば取り立てて言うほどのこともない外出ですが、中野まで行って帰ってくるのは今や一大イベントです。せっかくそんな遠い国まで行くのなら(笑)、ほんの少しだけ寄り道してスナップを撮ろうと、バッグにLEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mmを付けたPanasonic GX7mk2を忍ばせて行きました(私には、この組み合わせの大きさ・重さが「忍ばせて」行ける限界)。

というわけで、「ほんの少しだけ寄り道して」撮ったスナップ数点です。

いきなりモノクロですみません。木洩れ日をいい感じに写真にしようと思って試行錯誤していたらこうなってしまいました。モノクロで雰囲気が出せるのがパナ・ライカの良いところ(と、思いたい)。

この後、少し曇ってしまいました。植物の色を感じるには曇天もまた良し、と自分に言い聞かせながら、新緑の木立をバックに用途不明の機械装置の風車をパシャっと。

タンポポとフードワゴン。

締まりのない構図だなあ、と思案していたところで、左から歩いてきた人影がフレームインしてくれて、これ幸い、と。

出番を待つ? レストランの夏用屋外設備。

手前はたぶん冷却用ミストを撒くファンで、奥に赤く見えているのはバーベキューのコンロ。早くこういう設備が活躍できる日々が戻ってきますように!

最後はまたモノクロ仕上げ。ビルの隙間に入り込むような細いエスカレーターが面白かったので、先ほどのフードワゴンに味を占めて、通りがかった女性の後ろ姿を借景して1枚。

明暗のコントラストの美しさを感じやすくするためにモノクロを選択することが必然、と自分を納得させました。

というわけで、30分一本勝負(古い! 若者にはわかるまい)の道草スナップでしたが、何ヶ月かぶりで大きな制約抜きに「写真を撮った」感覚を堪能できて、私はご機嫌でした。

有閑寫眞倶楽部、再起動です。

これから梅雨入りまでにあまり日が残されていませんが、4-5月に耐え忍んだ分のフォトライフを、少しでも取り戻していきたいものです。

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