ご承知のように、リコーイメージングの事業再編に伴う発表が3月の頭にありました。
要は事業の縮小再編、よりニッチなオンリーワンの道を選ぶよという戦略の現れだなとわたしは解釈しました。拠点も販路も畳むし、CP+2022にも出展しなかったようにプロモーションも大きく見直してるようです。中途半端なリストラじゃなくて徹底的にやって本気で生き残るという意思表示なんだと、いちユーザーとしては前向きに捉えています。
ただ、通い慣れた新宿のリコーイメージングスクエアが無くなるのはやっぱり寂しいなあ。
ギャラリーが3月末、修理受付窓口が5月末で撤退だそうです。
ちょうどこのタイミングで、PENTAX K-3IIIのファインダーに目障りなゴミが入ってしまったので、新宿が健在なうちに訪ねて、クリーニングしてもらうことにしました。これが最後の訪問になるかなあ。
朝一番でクリーニングを頼み、しみじみとショールームやギャラリーを巡って内なる「お別れ会」をして帰る、という算段だったのです。
その「お別れ会」で、思いがけず出会ってしまいました。
smc PENTAX-FA31mmF1.8AL Limited
おなじみの、FAリミ三姉妹の三女が、店じまい「アウトレット品」としていくつか売りに出されているではありませんか。
推定するに、この拠点でトライアル機として貸し出されていた個体と思われます。
中古品として見ると、少しスレ傷などもあり値段は相場より僅かに高いかなとも思いましたが、メーカー拠点で使われてきたのだからこれほど身元の確かな品物もありません。
衝動的に購入してしまいました。
これでわたしの手元でFAリミテッド三姉妹（いずれもsmc版ですが）コンプリート・・・それなりに感慨深いです。
最後に「ラスボスレンズ』に出会わせてくれてありがとう、リコーイメージングスクエア東京！
ミイラ取りがミイラになったとも言える（笑）。
