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500円に値上げされたのはショックだったけど、新宿御苑はカメラおじさんの安息の地であることに変わりはないようです。
とある週末の午後。猛烈に暑かった夏がようやく過ぎて、プラタナス並木はひとときの安らぎを得たい人たちに大人気です。
レンズをTAMRON 90mm F2.8に付け替えました。背の高い並木のどこを構図に入れて絵にするか、いつも考えさせられる場所ですが、今回は足下を撮ろう、と決めてみました。
並木の葉が落ち始めていて、地表では秋の気配が急速に近づいています。
同じ題材ですが、またレンズを変えて30mmの画角で撮るとこういう絵。写真の表現は実に変化に富んでいますね。
TAMRON90mmといえばマクロレンズ接写の美しさで知られる名玉。ツルボの可憐な花が咲いていたので、垣根越しに寄ってみます。
もっと接写も可能だったのですが、この手の細長い花はピント位置をどうすればよいのか今一つコツが掴めません。接写が思うようにいかないので群生を後ボケにしてお茶を濁すわたし。
この後、閉園直前でしたが大温室へGO。
SIGMA30mm HSMは切れ味が良いですね。
見たまんま、バナナです。実は全体的にかなり青いのですが、黄色く熟れてるごく一部は少し美味しそうに撮れてくれました。
マンガやゲームの世界で見るようなファンタジックな蓮の葉と花の池。小動物なら葉の上を歩いて渡れそうな錯覚を覚えます。
最後の写真はこれ。
展示された植物の名をろくに確かめないで通り過ぎる大勢の人たち、てんでに勝手な果物の名前を言って通りますが、ことごとく外れ(笑)。これ、レモンの実です。匂いもしないので言われなければまずわからないですね。レモンってこういう木に成るんだ!
写真が撮りたいけどアテを思いつかない時、新宿御苑は間違いのないお勧めスポットのひとつです。ただし500円になりましたから(しつこく恨んでいる)、今まで以上にしっかり準備してくることにしましょう。