地味にベンクーレン&ブギス inシンガポール

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シンガポールはとても物価が高い。中でも日本人出張者を悩ませるのが、ホテル代が高いことです。仕事での宿泊に1泊2万円、3万円は払えないよ、という私のようなパンピー旅客が、最低限の安全、清潔、利便を備えて、かつリーズナブルなホテルを探すと、やがてベンクーレン通り界隈の中級ホテル群に行き当たります。私の定宿もこの一角に。

というわけで、今回はベンクーレン・ブギスあたりの、シンガポール街角写真を紹介してみようと思います。撮影はすべてPanasonic GX7mk2です。

ベンクーレン通りは中心市街地ですが、よそ行き感皆無で自然体です。

通りに面した軒先で営業する飲食店。シンガポールの至るところで普通に見るアジア的光景です。けして「路地裏」ではなく堂々メインストリートなのです。下の写真はベンクーレン通り屈指の交通量の多い交差点ですが、カメラの位置から見て斜め向かいの一角に陣取っているのが、上の写真の地味なレストラン。

ベンクーレン通りにも、小洒落たインテリアショップなど、シンガポール市街中心部らしい華やか路線の店も無いわけではないのですが、

しかし全体には静かであくまで地味です。
MRT(地下鉄)のベンクーレン駅あたり。大きなアートスクールが近くにあって昼間は学生さんの数が多いのですが、平日夜8時くらいになると人通りもかなりまばらになります。

昼間だと少し表情が違うでしょうか?

泊まったホテルの窓から市街を一望。青空の下でフォーチュンセンターの黄色は目を惹きますが、このビルを含めて周辺はごく普通のオフィス街。

地上に降りて、ブギスあたりまで散歩してみましょう。

観音堂近くに土産物屋・飲食店の並ぶ街並み。休日には舗道に多くのテントが出店して、中国系の人を中心にたいへんに賑わう界隈ですが、この時はわりと静かでした。

割と大きいホーカーセンターがあって、ツーリストにもローカルにも重宝されています。下の写真は中でも良く行列のできている人気店で、私も以前ヌードルをいただいたことがあります。普通に安くて普通に美味しかったです。

ブギスには若い人が集まる、MRTの駅直結の綺麗な2つのモール(ブギスプラスとブギスジャンクション)があるのですが、そちらへは向かわず、平屋アーケードのブギスストリートへ。

果物屋さんの店頭。

ついさっきまで雨が降っていた影響なのか、珍しく人通りが(これでも)少ないほうです。

色とりどりのジュースを売るショップ。

雨が上がったので、まもなくもっと人が押し寄せてきて写真どころではなくなるに違いありません。

肩の力の抜けた街を、肩の力を抜いて散歩して、脱力しきった後で最後はホーカーで数ドルの晩御飯です。

ベンクーレン通りからブギス界隈、おそらくシンガポール観光情報にはほとんど
登場しないルートでの、地味な写真散歩でした。

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