前回記事につづき、Lumix G9proIIとLeica DG SUMMILUX 25mm F1.4, Leica DG SUMMILUX 15mm F1.7 で川越の街を撮り歩き、”Film Nostargie”というLUTでノスタルジックな色合いに仕上げてみました。
歴史ある旧八十五銀行本店(りそな銀行旧川越支店)の建物は、今は行楽客が集まる観光施設となっています。旧頭取室も開放。
もともとこうだったのか大改装された結果なのか、1階は吹き抜けの大ホールになっていて、ちょっとお洒落に仕上げられた地元のスーベニールショップと軽食カフェになっています。写りこみを避けてカメラを天井に向けちゃったから写ってないけど、なかなかの賑わい。
さすがは地元を支えた大金融機関の建物だけあって、正面左の柱の奥の煉瓦壁には移設された立派な金庫扉が埋め込まれてます。
後から付け加えられたらしい、高層に上るためのエレベータや階段は歴史的建造物というわけではないですが、鈍く光る金属製のらせん階段にはなんか不思議な美を感じました。
こういう退けない場所では15mmレンズが大活躍。
さて、こういう旧銀行のレトロビルとか、立派な蔵造りの街並みとか、川越を有名にした名所スポット以外でなくても、なんでもない裏通りにけっこうフォトジェニックな風景風物が潜んでいるのが川越散歩の楽しいところです。
住宅街の片隅でふいに出会う、気合の入った古民具屋さんの佇まいにハッとしたり。
そうだ、この路地も狭くて15mmに付け替えて撮ったんだったな、確か。
路地裏の板塀にぬくもりを感じて、意味も無くつい撮ってしまったり。
これは25mm。広角レンズではこのボケは出せません。
アンティークガラス器屋さんの店先のワゴンに並べられたセール品の優しい色合いに惹かれたり。
古色蒼然とした履物屋さんの店先の暗さと明るい観光市街のコントラストに目が眩んだり。
かと思えば、静かな寺町にもお洒落なエスニック雑貨のお店が増え始める、今どきの街の変化の早さにドキドキしたり。
ちょっとした縁でときどき訪れるようになってウン十年、川越の変貌ぶりには本当に驚かされます。驚くだけでなく、永世ビギナー写真愛好家が楽しく写真散歩するのにこれほど都合の良い街も他になかなか無い、本当に有難いことだなあと感じてもいます。
また、単焦点レンズはやみくもに持ち出すよりも、こういう少し土地勘があるスナップ撮りの時の方が使い勝手が良くなる(45mm/FF換算90mm除く 苦笑)ことも実感しました。ズームレンズに頼るばかりでなく、単焦点で切れ味良く撮れるように少しは腕前を磨いていきたいので、今後の糧にしていきたいと思います。
現場からは、以上です。


