うーん、S1IIEね。
これ、どうしますかね先生。
今年2月にS1RIIが発表された後、わたしは当ブログで「魅力的なハイブリッド機だが、動画性能はスチルメインのわたしにはピンとこない。S5で何も困ってないし、40万円越えは勇気の要る値段だから直ちに『欲しい』とはならん。」と言う趣旨の所感を記してます。うむ、そうでした。
そして、その時にこんなことも書いてました。
「これがS5IIIが20万円台で発売、とかというニュースなら、もう少し(気持ちの)沸点が低くなりそうな気もするが。」
まさにその”S5III”というべきカメラが発売されてしまいました。
LUMIXフルサイズ一眼の中級機にあたるS5シリーズでは目下最新のS5IIが「中の上」。今回発売のS1IIEは上級機S1シリーズの「上の下」という位置づけですが、スペック的にはS5IIを正常進化させた”III”に相当すると考えられます。
S1IIEが搭載する2420万画素裏面照射型CMOSセンサーはS5IIと同じものらしいです。中核パーツが同等なので、周辺部分のハードウェア・ソフトウェアがどれだけブラッシュアップされているか、それが買い替えに値するかどうか十分に吟味する必要があります。わたしの初代S5は十分手に馴染んでいるので、変えてほしくないところもあるし。
変わったところ:AF性能および手振れ補正性能、それにそれほど重視しないけど連射性能も向上。EVFのグレードアップ。背面モニター機構の改良。ソフトウェア面では新しいAWBモードや新ルックを搭載するなどの進化。そしてわたしには理解できないが動画関連の機能充実がてんこ盛り。正常進化してますな。
変わっていないところ・・・ボディ重量とサイズはS5シリーズをわずかに上回るが堅牢性アップ。操作部レイアウトは概ねS5踏襲でバッテリーも共用可。よし。
もし入手すれば、初代S5→S5II→S1IIEという二世代分の機能・性能レベルアップの恩恵を享受できることになります。とはいえLUMIXの新機能はMFTマウントのG9proIIである程度「予習」できているので、夢のような、良い意味で世界観が変わるような進歩があるわけではない、ということも織り込み済み。
そしてお値段。「中の上」S5IIは他社比較で相対的にバリュープライスでしたが、「上の下」S1IIEは容赦ないワンランク上の価格となりました。上位機種のS1RIIやS1IIに比べれば下位機種S1IIEは割安でお値打ち、とメーカーは盛んにPRしている気配ですが、ボディ単体価格約36万円が割安に見えるほどわたしの目は曇っちゃいませんぜ。
気の早いレビュー記事はこちらです。
全体としては好意的な評価のトーンだと思いますが「中身はほぼS5IIXで、プロセッサーを新しくしてプライスタグを付け替えただけ」「24M級センサーを搭載したLUMIX機 S5II, S5IIX, S9,S1II, S1IIEの中でどれを選ぶべきかは(決め手に欠けて)悩ましい」と忖度ないコメント。まあそう思うよね。
で、話は最初に戻って、うーん、S1IIEね。
これ、どうしますかね先生。
冷静に考えれば、S1RII発売時と何も環境は変っていないし、S1IIEは「S5IIIが20万円台なら話は別だが」という価格面での条件も満たしていないので、これまでの政府公式見解を見直すほどの材料はありません。論理的な帰結はやはりこうなります。
「S5で何も困ってないし、36万円はS1RIIよりも安いとはいえ勇気の要る値段だから直ちに『欲しい』とはならん」
ただ物欲は論理を超えたところで働く面もあるからなあ。ポケットにちょっとした臨時収入でも入るか、程度の良いS1IIEの中古品が20万円台で出回りだしたら、真剣に検討することになるかもしれません。

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