G9PROIIの試し撮りを兼ねて、東京藝大の学園祭「藝祭」に遊びに来ている話のつづきです。
前回カミングアウトしましたが、初出撃の準備ばっちりのつもりが、常用しているRAW+JPGモードに設定するのをしくじって「強制JPG撮って出し」での撮り歩きになってしまいました。負けないぞ。
芸術オンチのわたしですが、美術学部の一流の学生作家の作品の数々を観て回って、感度の鈍いなりに私の心のツボを突いてくれたものには二通りの特徴がありました。以下、もちろん門外漢ド素人の私の勝手な解釈ですが・・・
ひとつは「光を感じる」もの。たとえばこの肖像画。
また、たとえばこの風景画。
人物を、風景を観ているんだけど、そうではなくてそれらを形作る光を観ている気持ちになりました。
これも美しい鯉を観ているんだけど、実は光が見えている、気がする。
もうひとつのツボは、展示から「組写真」的なメッセージ性を感じるもの。
この小さな彫刻の並び、きっと作家は物凄く考えて、こだわってる。
この作品のタイトル「見つめる」。コンセプト性のある作品に痺れました。
2mくらいの距離で展示作品に静かに正対して(正対できてないのもあるけど 笑)撮るだけ、という写真ばかりで、ここまで何がG9PROIIの試し撮りなのかよくわからない記事ですね。
そして美術館巡りをしたときにいつも思いますが、写真で美術品の色を再現するって、ほんと無理ゲーだよなと、今回も思いました。
ともあれ、このカメラの切れ味の良い写りを確認しておくということで、最後に建物写真を2点。
音楽学部の一角。モダンなビルディング。
同じく音楽学部の、こちらは格式と伝統を感じる旧校舎。
手持ちでサッと撮っただけですが、どちらの建物写真もジャスピンで、しかも解像パッキパキです。G9PROIIさすがです。
人影が写りこむといろいろ怒られるみたいな会場レギュレーションだったので、大混雑の実情とは違って静かな印象の記事になってしまいましたが、学園祭は十分に楽しめました。藝大ありがとう!
G9PROIIを存分に試すという意味では、次回はしっかりRAW撮りしないと。あと動画も試さないと。ということで課題のたくさん残る初出撃でした。