「新しい京急電鉄の世界」は楽しい

旧サイトから転載した記事なので内容齟齬やリンク切れなどの不備が生じていることがあります。
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今回はこの本を紹介します。

新しい京急電鉄の世界
交通新聞社さんから1月に発売されたムック本です。

この沿線で写真を撮っているビギナー写真愛好家である、私のためにあるような一冊です。

京浜急行の歴史、車両・駅・運行システムの解説、京急職員さんたちの知られざる努力、京急ならではの変わった運用の蘊蓄、など読み応えのあるたくさんの記事と、遠景・近景、新・旧の詩情あふれる京急鉄道写真の数々・・・
鉄道ムックとしておよそ予想されるコンテンツ山盛りです。例えば馬堀海岸駅のすぐ脇に海が迫っている昔の写真(もちろんモノクロ)は、すごいインパクトがありますし、品川駅の3番線ホームの神業的な運用の裏話には胸が熱くなります。

ただ私、本格的な「鉄血」男子ではないので、その道に照らしてこの本がかなりイケてるのか、そこそこ凡庸なのか、は正直わかりません。

私がこのムックを手に取って買った理由はただひとつ。この記事です。
「駅しるべ 全駅ガイド」〜京急73駅の沿革と現在をコンパクトに解説〜

73駅中の50駅を踏破して各駅と周辺の写真を撮ってきた私にとっては、この記事は他人事でないのです。駅の歴史、ホームや駅舎の様子、周辺の街の様子、それに駅を外から撮る時の写真のアングル、記事のほとんどに思い当たるフシがあります。
「そうそう、そうなんだよね、撮ろうとするとこの角度しかないよね」とかつぶやきながら眺めていると、時間の経つのを忘れます。

そんなわけで、京急に関心のある人も、そうでもない人も、ぜひ一度本書を手に取ってごらんいただければと思います。

ついでに(笑)、当ブログの沿線散歩シリーズもご訪問いただければ幸いです。
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