凄いものを見ました。たまたまふらりと立ち寄った、品川のキャノンギャラリーSで開催中の写真展 西島丞「超現実世界」です。

何が凄いって、写真が凄い、被写体が凄い。ただでさえ乏しいボキャブラリーがぶっ飛んで、凄いという言葉しか出てきません。これは何なんだ。
わたしの哀れな脳幹に僅かなりと情動という奴が宿っているのだとすれば、そいつを鷲掴みにして思いっきり揺さぶられました。

高速道路、航空機、造船所、核融合、ロケット、防衛、そういうハードな領域の特にハードな「立ち入り禁止ゾーン」に(もちろん許可を得て)立ち入って撮るのが、この写真家の流儀。リアルもリアル、この世のリアリティの極北みたいな世界で撮れる「超現実的な絵」に圧倒されました。
会場に西島先生ご本人が在廊されていたので、少しだけお話を伺うことができました。
ー言葉を失うくらい圧倒されました。凄い写真、凄い被写体ですね。
「そうでしょう(笑)。何が大変かって、『(撮影の)許可をもらう』のが一番大変なんです」
ー特殊な世界の奥の奥で独特な鋼の輝きを撮られているように感じましたが、ライティングはどうされているのですか?
「照明は基本的に持って行きません。なぜかというとたいてい相手が大きすぎてライトは役に立たない。だからそこで良い光を見つけることが大事な仕事です」
百言を持ってしても語るに足りません。というかわたしは適切に語る言葉を持ちあわせません。
多少なりとも興味を覚えた方は、2月4日までの会期のうちに一度足を運ばれることをおすすめしたいです。


