飯田線 撮り歩き -3 小和田

田本駅の次に、この日の最後の撮り歩き先として向かったのは小和田駅。

旅鉄ライト層の生半可な知識で恐縮ですが、こちらは数ある飯田線の秘境駅の中でも、とりわけ”秘境度”が高いとされているそうです。

人里離れていて(最寄りの集落まで徒歩1時間と聞きました)、クルマで近づける道路が無いので列車でしか来られない。その列車が滅多にやって来ない。

よほど綿密に出入りを計画しないと、気軽に立ち寄れない駅であることはたしかです。


ともかくも、やって参りました。このとき降車したのはわたしただ一人。

ホームに直結している古びた木造の駅舎。

朽ちつつある感じですが、もう建て直されるなんてことは無いのかもしれません。

駅舎正面から。陰になって駅名看板が見えにくくなってしまいました

ところで、いまの皇后陛下のご結婚前の苗字は小和田(おわだ)で、この駅の読み方は こわだ です。読み方は異なるのですが、同じ漢字を書きます。

そのせいか、ご成婚の折りにはちょっとだけ話題になり、それなりに訪問者を集めたらしい、今もその名残が少しあります。

駅舎の中は、古びていますがよく手入れしていただいていて「荒れた」感じはまったくありません。

ただ、小さく見えていますが「待合室外 山ビル注意」の張り紙は、都会育ちのひ弱なわたしをビビらせるには充分でした。

別角度から。

綿密にダイヤを調べた結果、日没間近のこの時間を選べば、わずかな時間だけど立ち寄れることを発見した時のヨロコビたるや。

というわけで、この日の小和田滞在時間制限は12分。

タイムリミットまでになんとかこれだけの写真は撮りましたが、駅を離れて辺りを歩くことは叶いませんでした。

さすがに時間も足りないし、山ビルが恐ろしいし(笑)。

心残りはありますが、ともかく立ち寄れたのをおおいに喜ぶことにしましょう。

ここから北上して、飯田駅の近くにとった宿に向かいます。身体も少し冷えたので温かいラーメンでも食べるかな。

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