飯田線は「秘境路線」と呼ばれることもあります。難工事を経て険しい谷間になんとか開通している路線なので、近くに道路が通じていなくて列車以外で簡単には訪れることができない、そして歴史の曲折を経て今はほとんど利用者のいない「秘境駅」がいくつも存在するからかもしれません。
今回訪ねる田本駅もその秘境駅のひとつです。
険しい崖にへばりつくように設けられた狭いプラットフォーム。
この駅で降りて、どこへ行くというのだろう。この駅へは、どこからどうやって辿り着くのだろう。
外界に繋がる唯一の通路。
階段を上ると、そこから先はこんな細道。
というかこの雰囲気は、山道。
正直、少し歩けば吊り橋を渡って天竜川の対岸に出られるらしいとか事前に下調べはしてあったのですが、あまりに鬱蒼としているのと意外に急坂だったのとで、戻りの列車の時刻までに戻れないかも、とちょっとビビッてしまい途中で駅に引き返しました(笑)。
ここに滞在したのはわずかな時間でしたが、もし晴れ間がのぞく明るい空でなかったら、この山間の駅に取り残された感じがして、怖かったかも。
トンネルの向こうから戻りの列車がやってきたときは、ちょっとホッとしました。
というわけで、秘境駅 田本に言ってきたぞ、の巻でした。
ここからいったん天竜峡駅に戻って一息入れてから、今日の最後の撮り歩き先に向かいます。
巷間、田本に負けず劣らずの秘境駅とも言われるその駅は、次回のお楽しみということで。


