飯田線 撮り歩き -5 伊那小沢

ドジを踏みました。

飯田で張り切って乗った始発の上り列車は”快速”だったので、面白い駅名に惹かれて行きたくなった目当ての中井侍(なかいさむらい)駅には留まらないことに、直前の駅を出てから気が付きました。

これは参った、しかし迷ってる暇も選択肢も無く、中井侍駅の一つ手前の伊那小沢(いなこざわ)駅で降りてみることにしました。

この駅、昨日訪ねた小和田や田本のような、人里離れた秘境駅というわけではありません。

その証拠に、すぐ先の天竜川には車が行き来する橋が架かっているし、何より駅のホームを降りたすぐ横に「秘境」にあるまじき公衆電話まで引かれている(笑)。

しかし、急に降り立って落ち着かない気分が去って冷静に辺りを眺めてみると、天竜川の川幅もここではかなり広く、山がちだった風景が急に開けて、空が広く見える。

朝8時前でまだ景色の大半が山影になっているのは玉に瑕ですが、伊那小沢は”秘境度”こそ低いものの、なかなかの絶景駅ではありませんか。

30分ほど経つと、だいぶ陽の当たる範囲が広がって、いい感じで山と川の風景が撮れるようになってきました。

秋の深まりも十分に感じることができるし、これは怪我の功名でなかなか気持ちの良い写真散歩になりました。

伊那小沢駅の周りの絶景、覚えておきましょう。

そして、今回は行きそこなった中井侍駅、次の機会があればぜひ再チャレンジしたいものです。
さて、ここから再び北上して、為栗(してぐり)駅を目指します。

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