東京カメラ部 2024写真展

いまごろ遅いわ!と関係者には怒られそうですが、9月22日に観に行った写真展について、いちおうは記事にしておこうと思います。こちらのイベントです(しばらくはリンク切れしないことを祈る)。

東京カメラ部2024写真展「この世界とともに。」
東京カメラ部10選12世代合同展示/東京カメラ部写真コンテスト入賞作品展/東京カメラ部3×3組写真コンテスト2024入賞作品展/他

もはや一種の業界インフラと化している有名なメディアなので説明不要でしょうが、東京カメラ部株式会社さんはSNSアカウント、今年のような写真展、公式写真集などのオウンドメディアを基盤とした写真家のネットワークを活かして、コンテンツ制作、サイト運営、キャンペーン、SNS運営などのサービスを展開している写真愛好家注目の営利企業です。

今年も恒例の「10選」写真家の作品展示はじめ、協賛メーカー、自治体などの出展ブースが出て渋谷ヒカリエでにぎにぎしく写真展が開催されました。

前回記事にしたロベール・ドアノー写真展の翌日だったので、同じ写真展とは言いながら随分違う世界の物語を観ている気分ではありました(笑)。良い悪いという意味ではなく、違うなと。写真は随分遠くに来たものだ、と。

コロナ前の年に初めてこのイベントを訪ねた時以来でした。当時はネイチャー、スナップ、ポートレートいずれにせよケレン味が勝った写真(今の言い方で言えば「映え」を意識した写真)が随分多いなと感じ、もちろんみなさん抜群に上手だけど自分の好みとは少し傾向が違うという感想を抱いたのを憶えています。

今年は、そういう違和感はあまり感じませんでした。出展写真の傾向が少し変わったのか、わたしが「映え写真」に慣れたのか、あるいはどちらでもない別の要因が働いたのか、定かではありませんが、心から楽しめる作品が多かった。

会場の混雑は相変わらずです。

多くの出展者の方が在廊(というのかな)されていて、撮影地や撮影の方法について尋ねたり、率直に感想を聞いていただいて交流できるのがこのイベントの魅力です。見事な出来栄えのポストカードやミニアルバムを配ってくれる方も多くて、引き揚げる頃には手土産がいっぱい。

撮影OK,SNSでの拡散OKというレギュレーションでしたから、気に入った展示作品をいくつか紹介するべきなのかもしれませんが何となく憚られますね。作品集のアフィリエイトリンクを置いておくことでご勘弁願いましょう。

そうそう。写真撮影を動機とした観光誘致を目指すいくつかの自治体が今年も参加していて、わたしに土地勘のある横須賀市や郡山広域圏のブースでは「あ、あそこの写真だ」とノリで楽しめました。同じ場所を訪ねていながらこういう見事な作品をモノにする人たちもいるわけで、ちょっとは悔しがれよ>わたし。

郡山市は名物菓子「ままどおる」や「ゆべし」まで売っている熱の入れようでした。買って帰ろうとおもっていたのに忘れてしまったのがこの日最大の心残りでした。

タイトルとURLをコピーしました