弥六沼

夏季休暇の会津・裏磐梯写真散歩のつづきです。

毎年のように訪れていて見知った土地になっているので、最近はさすがに自分で手に取って眺める機会は減りましたが、会津・裏磐梯の観光ガイドを入手すると、高い確率で当地観光のメインイベントとして推奨されるのが「五色沼ハイキング」です。

五色沼湖沼群 – 裏磐梯観光協会

明治年間の磐梯山噴火の際に起きた岩なだれが川を堰き止めて、山の北麓に数多くの湖沼が生まれました。火山由来の水中成分の違いなどが影響して、季節や光線の加減によりそれぞれの沼の水面が様々な異なる色彩に見えることからついた通称が五色沼。

中でも美しい色彩・風景で知られるいくつかの沼の周りを歩く「五色沼自然探勝路」ハイキングコースが整備されて、今では裏磐梯の代表的な観光資源になっています。

そして五色沼は特定の5つの沼の呼び名ではなくこの地域の数百ともいわれる湖沼の総称です。もちろん、上記のハイキングコースから外れたところにあっても、訪れる価値のある水辺がたくさん点在しています。

そのひとつ、弥六沼。

あまりにも美しい”絵葉書にしたくなる”風景なので、ここに来るとつい誰もが撮る”絵葉書的な”写真を撮ってしまいます。しかも毎回自分では気に入ってしまうという、我ながらオリジナリティ意識の低い写真愛好家。

国立公園内なので弥六沼自体は私有地ではないはずですが、湖畔が裏磐梯高原ホテルの前庭なので事実上ホテル利用者以外は立ち入りにくい「プライベート沼」となっています。

わたしも今回は宿泊客なので、大手を振って(笑)プライベート沼撮影に取り組みました。使った機材は軽量ながら頼りになるLUMIX G99とLeica DG12-60, Leica DG50-200です。



昼日中だと、水面を渡る風が完全に凪いで水鏡になるのは期待しにくいですね。でもわずかなさざ波の水鏡もまた良し(と自分に言い聞かせている)。

豊かに穂を出して風に揺れる秋のススキも良いですが、こういう若い?ススキが陽光に輝く様子もなかなか味があります。これもまた良し(以下同文)。

ホテルの庭なので、多少の演出物も用意されています。これはこれで絵になるので、憎からず。

五色沼ではいろんな種類のトンボと出会えます。例によって生き物の名前を知らないのですが、この日この時この場所ではこのトンボたちが優勢でした。

たくさん撮ったので、油断してだらだら載せていると記事が冗長に長くなってしまいますね。最後は180度振り返って、夏空を背景に裏磐梯高原ホテルのシックな佇まい。

何の利害関係もアフィリエイト関係もありませんが、プライベート沼撮影の魅力も含めてお勧めです。

磐梯山を一望できる高級リゾート|裏磐梯高原ホテル【公式】
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