桃薫る 京都御苑

関西に行く用事のついでに京都で半日自由に過ごせる時間ができました、というか無理やりそういう旅程を組んだ(笑)。滞在先からの移動時間を無駄にせず楽しめそうということで朝一番で京都御苑を散歩してきました。この半日に備えてスーツケースに忍ばせておいたLUMIX G99とLeica DG12-60mmがしっかり役に立ちました。

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3月下旬、春とは思えないとても寒い日でした。
御苑の堺町御門から入って園内西側の道を上がりはじめたところで、枝垂れ桜を発見。寒空の下でなお映える古都の枝垂れ、なかなかの風情です。

梅はさすがに終わっているだろうと思っていましたが、まだ元気に咲いている枝も残っていて、なんか得した気分です。

そして今回の一番の目当てはこちら。ちょうど盛りを迎えた桃林です。

梅、桃、桜は同じバラ科の植物で、桜は花一輪ごとの花枝が長く花びらの先が割れているので見分けやすいと知人に習いました。梅と桃の違いはわかりにくいですが、花だけ先に咲くのが梅、花と一緒に葉が開くのが桃だそうです。

よく考えると、桃の花が咲いている時にじっくり眺めて撮るのは初めてかもしれません。

桃は実のイメージが強いので(記事のタイトルにもついそう書いてしまうくらい)花も甘く薫りそうな気がしますが、実は桃の花にはがっかりするくらい香りがありません。ものの本には微香があると書いてありましたが、花粉症で鼻の機能が低下しているわたしには残念ながらほとんど判りませんでした。

香りはともかくとして、京都御苑の桃の花はきっぱりとした咲きっぷりでまことに気持ちがよろしい。曇天の隙をついてわずかに差した陽光の下で見事に輝いてくれました。

せっかくこの場所なので、京都御所の塀と建礼門を背景にして撮っておきましょう。

随分記事が長くなってしまいました。最後は花ではなく御所の建礼門を正面から。

ちょっとお天気的にはアレですが、花を撮るにはこのくらいの空模様の方が光が柔らかくて助かりますね。実はこのあとさらにぐっと冷えて雨が落ちてきたので、朝のうちに散歩に来ておいて正解でした。

以上、京都御苑で桜、梅、そして桃を撮ったぞの巻でした。

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