2023年末 京都散歩 -1

昨年末に京都に遊びに行ってきたので、これから何回かその写真を投稿します。

感染症によるいろいろな旅行制限がほぼ撤廃されて、最近の京都は前にもまして国内外の観光客が押し寄せるようになり、市内は景気が良いを通り越してオーバーツーリズムによる弊害(街がゴミで汚れてしまうとか、市バスが混み過ぎて市民が乗れないとか)が言われる有様だそうです。

確かに新幹線で京都駅に降り立った時には、わたしもその混雑ぶりに唖然としました。今回の数日の滞在ではどう混雑を回避して過ごすかがひとつのテーマになりました。そこで、いままで行ったことのない、おろらくまだインバウンド観光客の波が到達していないところを探して行ってみようと、訪ねたのがこちらです。

石清水八幡宮

京都府・八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)は、関西でも京阪沿線以外の人はなかなか足が向かない場所ではないでしょうか。京阪電車の駅から男山の山上の本殿まで3つの鳥居を辿って登る表参道が整えられているのですが、今回はちょっと楽をしてこれに乗ることにしました。

石清水八幡宮参道ケーブルは高低差約90メートルを一気に登って山上の本殿裏まで連れて行ってくれます。

軌道の全長は400メートルほどだそうですからさほど長い距離というわけではありませんが、上からのぞき込む急坂はなかなかの迫力です。

そうそう、持参した機材は、軽量で堅実なクオリティのPanasonic LUMIX G99 とLeica DG12-60mmのコンビです。

ケーブルカーの山上駅から本殿までは、神域ならではの張りつめた冷たい空気の中、鬱蒼とした森の中を進みます。この日は12月末にしては比較的暖かい日で助かりました。

徒歩10分足らずで本殿前に到着。

壮麗な朱塗りの本殿では、大きな御神矢が目を惹きます。ホームページなどで拝見すると通常シーズンにはこの矢飾りは無いみたいです。初詣シーズンに備えた弓矢の神・八幡大神ならではのスペシャルバージョンの演出ということのようです。わたしは年末の参詣でしたが、ちゃっかり初詣気分も味合わせていただきました。

さて、この石清水八幡宮にはいくつも他の見所があります。そのうちのひとつ、上記公式サイトでも紹介されていますが、発明王エジソンが最初に電球のフィラメントに適した材料を探し求めて東洋の「竹」の繊維を見出し、様々な地域の竹を集めて試した上で最適の産地として当地の八幡竹が採用されたのだそうです。

その縁で境内の一角にこんな立派な「エジソン記念碑」が。

碑の背後にある竹藪がその八幡竹ということなのかどうかはわかりせまんが、参道のわきにも結構ボリュームのある竹藪が広がっていて竹が結構な勢力でこの近辺に自生していることは間違いないようです。

このほか、朱塗りの本殿など国宝または国宝級の壮麗な建築物のあちらこちらに100点以上の彫刻が施されていて、これらもこの神社の見所の一つなのだそうです。ただ、今回は時間が限られていて本殿の中の祈祷をお願いしなかったこと、何より望遠レンズを持参しなかったことから、彫刻を撮って回るというわけにはいきませんでした。
標準ズームレンズのテレ端でなんとかこの「竜虎」を捉えたのが精いっぱい。

というわけで、お気に入りの彫刻探しを含めて石清水八幡宮のさらなる探訪については次回に持ち越すということになりました。
京都旅行撮り歩きは次回につづきます。

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