会津柳津

柳津(やないづ)でスナップした写真をもう少し記事にしておきましょう。

会津若松駅から出発した只見線が、平野部を大回りした後ようやく山間部に入り、只見川に沿って登っていく入口に位置するのが会津柳津駅。どういう経緯かわかりませんが、その駅舎のわきに、C11蒸気機関車が展示されています。

少し錆が浮いてはいますが、蒸気機関車の「鉄の塊」感は失われていなくて力強さに惹きつけられます。

運転台をのぞき込んでもう1枚。

無人駅ですが、駅舎は見事に手入れされています。写真に撮りませんでしたが、この日は若い外国人旅行客が数名、上り列車を待っているところでした。
駅前にはこのあたりの只見線の他の駅ではなかなか見ることができない立派な商店街が形成されています。もともと付近の集落人口が多いというだけでなく、温泉と名刹という観光資源のおかげで外から人がやってくるという事情もありそうです。

崖の上に建つ福満虚空蔵菩薩 圓蔵寺の威容。

LUMIX G99とLeica DG 50-200mm、しっかり解像するだけでなく、細かい雨に濡れた屋根、岩肌、鋼線の有機・無機の質感まで写し取っていて、実にすごいレンズだなと思います。

只見川の上に建つ圓蔵寺と赤い橋、というのが当地の定番の名勝風景ということになっているようです。確かに印象に残る形と色です。

雨がいっこうに降りやまないので外に出るのがつい億劫になり、実は川・橋・お寺の写真は泊まった宿の窓から撮ってすませるという、写真愛好家にあるまじき無精をこいてしまいました。だって温泉入った後で濡れるのは嫌だったんだもん。

というわけで、ホテルかわちさんは、眺望、温泉、食事、もてなし、すべてが素晴らしいお宿でした。一方わたしは、写真愛好家としてはちょっと気合が足りず、せっかくの景勝地なのにわずかな写真しか撮れず、まことに面目ない限りです。

次回は沿線の美術館の紹介です。

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