永世ビギナー写真愛好家としてわたしのメイン機材はPENTAX K-3IIIですが、このところフルサイズのLUMIX S5や、マイクロフォーサーズのLUMIX G99, LUMIX GF10などLUMIX機を持ち出す機会がどんどん増えてきました。
S5については、勢いで入手したもののフルサイズのレンズを本格的に揃える財力が無いので当面は使用機会がごく限定されると思います。しかしm4/3の2台は、クルマ移動をあまり好まないわたしが重さ・大きさの点でK-3III+スターレンズの持ち出しを躊躇うときの貴重なオルタナティブになっています。
小さなGF10は街歩きスナップシューター的な使い方または「念のためカメラも持っていく」時の保険。G99はしっかり「撮るぞ」モードでも十分に使える機能・性能充実のサブ機、いや望遠中心の撮影ならむしろこっちがメイン機でもいいんじゃね?と考えているこの頃です。
そのG99を、上位機のG9 proに買い替えてもいいかな、と思い始めた、というのが本日のお題です。
スペックを比べれば、G99と上位機G9 proにはそれほど大きな差はありません。センサーも画像処理エンジンも(おそらく)共通で、G9 proが目立って優位なのは連射性能やAF測距点の数、4K60p、デュアルスロットくらい。より軽量小型のG99の方がむしろ連続撮影時間では優位だったりします。
比較表はたとえばこちら。
とはいえ、これらスペックの比較は、動画や動態撮りに重きをおかないわたしとしては(気にはするものの)決定的な材料ではありません。
S5を触るようになったので殊更にそう感じるという面は多分にあると思いますが、わたしがG99で不満に思うのは、まず第一にG9 proにはあるジョイスティックが無いことです。ボタン/スイッチが少なくて操作のカスタマイズ性も良くない。要は「ここぞという時に思うように操作できん!」ということなのです。
フラッグシップG9と中級機G99をこういう比べかたをするのは理屈上はアンフェアですが、共に現役機として売られていて今や小売価格にほとんど差が無い両モデルなので、2023年時点の比較コメントとしては構わんだろう、と。
G9 proが発売された2017年当時は、値段も高かったしm4/3にしては大きく重たい(当時使っていたAPSCセンサー積んだPENTAX K70とほとんど重さが変わらなかった)ことで敬遠しましたが、幸か不幸か年数が経ってこの程度のサイズ感は当たり前に感じられるこの頃だし、何より価格がこなれてG99を下取りに出せば差額数万円以内で入手できる情勢になりました。ここは潮時かもしれません。
・・・と、真剣に検討を考え始めた矢先、こんなニュースが飛び込んできました。
うーん、そうか。
流石に発売後6年経つから、そりゃあニューモデルも出るわなあ。そっか像面位相差AF搭載(に間違いなくなりそうな)G9II か・・・。
ここはやっぱり「待ち」かなあ。でも”II”が魅力的なスペックであればあるほど、高くなるんだろうなあ・・・。
S5IIが出た直後に値段がグッと下がったS5を選んだ時には、さんざん迷いました。G9IIとG9もおおいに迷いそうです。