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ご存じのように、現時点でAdobe LightroomCCにはPENTAX K-70用のカメラプロファイルは組み込まれていません。2016年6月のアップデートで、K-1用、K-3II用、645Z用が追加されましたが、
K-70ユーザーに対しては放置プレイ状態が続いています。
私は、LRでK-70のカスタムイメージっぽい現像をしたい時には、過去のエントリーで紹介したように、K-5ユーザーの方が自作して公開されたプリセットを利用させていただいていました。
でも、Adobe公式の、K-1やK-3II用のプロファイル、気になりますよね。
なんとか上手に活用できないものだろうか。
他機種のプロファイルをちゃっかり利用する方法が、あるにはあるらしく、こんなサイトとか見て、何をどうすれば良いのかは、一応にわか勉強しました。
しかし、いかんせん情弱の私には、バイナリーエディターとか全く使い方がわかりません。ターゲットになるdcpファイルのデコンパイルは敷居が高い、というか無理。あきらめるしかないのでしょうか。
安西先生、バスケがしたいです。
もとい、カメラプロファイルが使いたいです。
と、あきらめ悪くwebを徘徊していたところ、
灯台もと暗し、愛読させていただいているサイト LOVE PENTAXYZさんの過去記事の中に、LR用PENTAXカメラプロファイルの自動作成という、ありがたいコンテンツを発見しました。
こちらで紹介されているツール deceptDCP を使えば、任意のdcpファイルを適用したいカメラの機種用に流用して使うことが、割と簡単にできちゃいます。下手に間違った説明を書きたくないので、興味ある方は、リンク先を見て正しく情報を得てくださいね。
結果、この通り
おかげさまで、K-70で撮ったRAWデータを現像するのに、K-3II用のプロファイルを活用できるようになりました。右下「プロファイル」のプルダウン項目に、オリジナルのプロファイル項目が登場しているのがおわかりいただけますか？
Camera bright が 「鮮やか」、Camera landscapeが「風景」とか、そういう感じです。
実はキャノン機だろうがニコン機だろうが、プロファイルは選び放題。
ソニーはどんな発色かな、とか試せます。私はやりませんが。
もちろん、もともとK-70用に制作されているわけではないので、「似た感じでそれっぽく現像できる」域を大きく超えるものではありません。個人の感想ですが、純正のカメラ内現像と比べるとパソコンのモニター上で見る限り、「鮮やか」は色乗りが濃いめ、「風景」はコントラスト控えめかな、と思います。
たとえK-70用に作られていたとしても純正とは別物ですから、私には「それっぽい」だけで十分です。
先人の知恵と寛大な情報開示に感謝です。
