Super Takumar F3.5 28mm で西新宿を行く 

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東京在住のPENTAX使いの方なら、たいていご存知じゃないかと思われる、リコーイメージングスクエア新宿。

オールドレンズに目覚めた私は、この日、中古カメラ屋さんの聖地のひとつ西新宿に市場偵察にやってきました。

そのついでに、リコーイメージングスクエア新宿に立ち寄って写真展を見学し、さらにその道すがらでスーパータクマー28mm(いつの間にか手に入れていた 笑)の試写。一粒で三度美味しい(古い!)新宿散歩です。

APSC機に付けた28mmレンズの画角(フルサイズ換算42mm)って、どんな感じかというと、こんなんです。

普通に、見えてるままに写ります。というか、これまで親しんでた標準レンズDA F2.4 35mmよりも画角が広いので、「見えてるものが、良くも悪くも全部写っちゃう」と言ったほうが良いかも。

画角もさることながら、この1枚について言えば、肉眼で見えてるよりも随分としっとりとした感じに写りました。

西新宿の高層ビル街。

すっきり写ってますが、昭和のレンズで撮ってるおやじの勝手な思い入れとしては、ちょっと「太陽にほえろ」っぽいかな、と思ったりしますが・・・もちろんそんなわけはありません。

どの写真もLRに設定した「鮮やか」プリセットで現像して、黒つぶれや白トビがある場合だけ補正してます。
オートタクマー55mmと同様に、DAレンズと比べるとコントラストが少し弱く柔らかい感じになる気がします。「線が細い」と形容する人もいるようですが、私にはまだそれは実感できません。

もちろん、この日の中古カメラ屋さん偵察の方のミッションも、ちゃんと完遂しましたよ。

有名な「中古カメラ市場」さんをはじめ何軒か訪ねて、いろいろと勉強させていただきました。どのお店も若いお客さんがたくさん入っていて、活気を感じましたね。

ところで、このレンズはそこそこ広角なので、F8まで絞って距離3mにピントを合わせると、1.5mから無限遠までパンフォーカス。少なくともレンズの目盛り上はそう表示されます。

ほんとか? というわけで、今回はずっとF8×3m状態で、構えてシャッター押すだけ、というのに徹してみました。

この絵では、地下道の奥の先まで一応はちゃんとパンフォーカス、ということで・・・まあ良いですよね?

Super Takumar F3.5 28mmは、じっくり撮るだけでなく、パンフォーカスでどんどん撮って効率の良いスナップシューターとして使う、という役立て方もありそうです。

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