城南五山 縦走w(1) 

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御殿山、八ツ山と歩きましたから、せっかくなので東京・城南五山の残る三山(花房山、池田山、島津山)にも行ってみることにしましょう。といっても、このうち私が全く行ったことが無いのは花房山だけで辺りには最低限の土地勘があります。地図で見る限り、2,3時間あれば写真散歩しながら三山縦走(笑)も難しくないはず。地元の人以外にはあまり知られていませんが池田山公園は紅葉の名所なので、季節的にもちょうど楽しめるはずです。

というわけで、11月のとある天気の良い週末の出動です。
目黒駅西口に降り立つと、すぐに目に入るこの看板。

今更ですが、花房山は通称で、明治時代に花房子爵が屋敷を構えていたことに由来するそうです。現在の正式な住所表記で品川区上大崎三丁目付近がそれにあたります。花房山通りの坂を少し下ると、周りは高級そうな高層マンションが整然と立ち並ぶ再開発地区。

このマンションとその向こうに広がる住宅地付近が、三山のひとつめ花房山だと思われます。

高層の足元を回りこんで裏手の細い道に入り込んでいくと、コロンビア大使公館に行き当たりました。コーヒー豆の貿易関係の団体の事務所とかが隣接していて、なるほど、と。

丘陵の斜面に広がる瀟洒な住宅が軒を連ねているのですが、道が入り組んでいて行きどまりが多く、なかなか思う方向に進むことができません。行って戻って、降ったり登ったりを繰り返します。

細い路地に迷い込んだかな、と思ったらその先に抜けることができて、公園に行き当たりました。

小さな公園ですが立派な欅の木があって、色づき始めた梢越しに丘の上の高層マンションが見えています。

この界隈、紅葉はまだ先なのかな、と思いながら、花房山を後にして首都高が頭上を走る大通りを渡り、池田山へ。
降って登って、この日はとにかく大小のアップダウンの繰り返しで、東京城南が高低差に富んだ地域であることが身体で理解できます。

目黒駅からうろうろと歩いて40分くらいでしょうか、三山のふたつめ、高台の池田山公園に到着です。
お、結構紅葉してるっぽい!

というわけで、ここで紅葉撮影にドはまりするのですが、その話は次回にしましょう。

ところで、今回の散歩は、PENTAX KPと SIGMA10-20mm, SIGMA30mm, FA 43mm, FA77mmを持ち出してきていて、普段とちょっと違うレンズの組み合わせです。
このうち、この記事の写真はすべてSIGMA30mm F1.4 DC HSMで撮っています。手に入れただけで満足してあまりこれまで使っていないレンズですが、ここまでの印象としては「ドライな写り」「キレが良くて淡白」という感じです。もう少し使い込むと、また違う感想を持つようになるかもしれませんが、どうなるでしょうか。

ともあれ、城南三山編、次回に続きます。

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