画像データの引っ越し準備

自分が去年1年間で撮った画像データの数を点検してみたら。ファイル数がざっと20,000件でした。たいていRAW+JPG撮りなのでショット数はこの半分の約10,000件で、ひと月あたりにすればわずか800ショット程度。たまにある連写ショットまで含めてこの数ですから、全然大したことないです。

それでもデータ容量にするとこれら一式で250GB近くになって、ひと月あたり20G以上のデータをハンドリングするのは、わたしの貧弱な通信・IT環境では楽勝というわけにはいきません。

撮った元データはまず外付けのHDDに保存し、全数をAmazon Photosにバックアップした上で、少しはマシと思える写真だけ(年間で1000件弱くらい)をRAW現像して、作例として写真共有サイトSmugMugに上げる、というのがわたしの作業ルーティンです。

Amazon  Photosは全データの単純バックアップ倉庫として使い、SmugMugは「日付順の作例整理棚」であると同時に、一部の作例を展示する「ギャラリー(画廊)」としても使っている格好です(見に来る人なんか居ないのになぜギャラリーが必要なのか、というのは重大な哲学的問いですが、今日のところはスルーして(笑)、まあそういうものなんですよということで)。

2年前、それまで無料で使っていたFlickrが、経営不振でけっこう良いお値段で有料化する&そもそも事業をSmugMugに身売りする、ということになった時に、申し訳ないが見切りを付けて親会社の方のSmugMugに乗り換えたのでした。洗練されたインターフェースで動作が軽快な上に、価格も手頃なので結構気に入っています。ところが・・・

はい、次回契約更新から値上げなのだそうです。世界的なインフレの波はじわじわとここにも押し寄せています。9ドル/月または75ドル/年というのはサービス内容に見合わないほど高いとは思いませんが、これとは別にAmazon photosにも毎年数千円を投じているので、合わせるとそこそこの画像データ保管費がかかることになってきました。

現在、RAWデータを含めて容量無制限でバックアップできるAmazon Photosは他のものに代えがたいですが、作例アップ用のSmugMugの方はそろそろ潮時かもしれません。他に置き換えて節約する余地は無いのか?と考えはじめました。

WordPressで作っているこのブログ本体のあるレンタルサーバーの中に、作例画像データ置き場を作ってギャラリー機能を使えば、ブログと作例整理棚と画廊がひとつになって、記事作りも整理作業も、そして支払いもシンプルになるかもしれません。

しかし、毎年少なくとも1000件10GB程度の作例画像データをアップして整理することになりそうなわたしとしては、単純にデータ容量や通信負荷が心配なのに加えて、WordPressのメディアライブラリーは使い勝手がかなり××なのであまり気が進みません。

では、画像データ本体は外部ストレージに置いておいて、それをブログに埋め込んでギャラリー展示するような仕掛けはできないだろうか。Amazom Photosから埋め込めれば最高。

探してみたら、こんなのが見つかりました!

クラウドストレージに置いた画像ファイルを、フォルダごとごっそり引っ張ってきて、まずまずの体裁で見せてくれるWordPressプラグイン。
WP Cloud Plugins

残念ながらAmazon Photosには対応していないのですが、利用可能なストレージのうちマイクロソフトのOneDriveならば、幸いわたしは最小の追加費用で利用できるので運用費低減というそもそもの狙いに叶います。もともとOneDriveは個別の画像データをブログにわりと簡単にembedできる長所があるので注目していましたが、これと併せて使えればさらに好都合。

有料プラグインですが、SmugMugの利用料と比較すれば数ヶ月で元が取れるレベルなので、勉強を兼ねて試してみましょう。

さっそく作成してみた仮設ギャラリー

まだ改善の余地はいろいろありますが、ルーティンとしてはクラウド上のフォルダに画像をアップロードするだけなので極めて簡単。有力な乗り換え候補になりそうです。

実際の乗り換えを果たすには、過去の記事のデータの移設など準備しないといけないことが結構多いので、この先の道は遥かに遠いです。しかし、次の契約更新のタイミングは何ヶ月か先なので、検討・準備する時間にはまだ余裕があります。光明が差してきました。

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追記
この記事の公開時点(3/17)で、既にブログ掲載用の画像ファイルの一部をテスト的にOneDriveに移設済みです。一見何事もないように見えますが、実はこの作業を始めたとたん予想外の大きな問題が起きて、対応に追われまくっております(苦笑)。情弱中高年のドタバタ話は、またいずれ。

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