葉山男子旅(3)

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葉山を中高年男子がとぼとぼと散歩しています。

神奈川県立近代美術館・葉山館に立ち寄りたかったのですが、改装で休館中だったので諦めて移動することにしました。

この時一瞬だけ薄日が差して、おっと思ったのですが、残念ながらこれ以上にお天気が良くなることはなく、すぐにまたどんよりと曇ってしまいました。

京急バスで逗子方面に戻ることにしますが、土地勘が無いのでとりあえず聞いたことのある葉山マリーナを目指すことにします。往路のバスでもたくさんの人がマリーナで降りて行ったから、きっと面白いとこに違いない(笑)。

でもその前に、往路の車窓から気になったここに立ち寄りたい。
ちょっと他では見れない、海辺で良い味に鄙びた真名瀬バス停。

「しんなせ」と読む地名だそうです。海岸べりで風雨を避けてバスが待てる頑丈なコンクリート造りになってまずが、陽光が透ける屋根や開放的な広い窓がなんとも独特のバランスで良い味。

窓に寄るとこんな景色。

あー、和む。ここから通学したかった! 謎の転校生とひと悶着して、大林監督に映画に撮ってもらいたかった!

ちょっと渚に降りてみましょう。真名瀬海岸というそうです。

普段砂浜と縁遠い暮らしの私には、ボートの巻き上げ機から見下ろす海って、新鮮。

それほど広くない砂浜ですが、地元の人が思い思いに楽しんでいて、力が抜けた良い感じのビーチです。昨今の流行りなんでしょうか、ボードの上でヨガをやってる人たちが見えますね。

お気づきかどうか、今回の掲載写真はいずれもPENTAX KPとSIGMA10-20mm HSMの組みあわせで撮った超広角の写真ばかりです。重たいレンズなので持ってくるのを躊躇ったんですが、せっかく開けた風景の場所に行くのだからと荷物に加えたので、ここぞとばかり使ってみました。

今までこの超広角が全く使いこなせず、ほんとに難儀していたのですが、今回ほんの少しだけ分かった気がします。

・必ず、近景(できるだけカメラの近く)に何か配して大きく撮ること
・主題で無くても良い。手元に何か目につく被写体があることで空間の奥行=遠近感が伝えられる

たぶん、中級者以上の方には基本中の基本なんでしょうが、私は四苦八苦してやっとそこまで思い至ることができました。

本日最後は、レンズをHD DA20-40mm limited に付け替えて、真名瀬バス停の近くで見かけたお洒落なお店を撮ってみました。

葉山は、なかなかにセンス良さげなショップをいっぱい見かけます。
自分がセンス良くないのでなかなか入店する勇気は出ないのですが。

ふう、ちっとも葉山マリーナに近づかないまま、今回も終了です。
つまり、葉山男子旅はまだ続きます。

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