中野的? な風景(2)

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中野駅北口、牧歌的な再開発街区から、喧騒のサンモールへと戻ってきました。今回はPENTAX KPとsmc DA35mm F2.4でサブカルとマニアの聖地ブロードウェイを歩きます。

ご存じ無い方は全くご存じないと思いますが、1階のメインエントランスを入っていきなりこの方がお出迎えです。そういう場所なのです。

ものすごく良く似てるかというと微妙かもしれませんが、松本零士先生の名作「銀河鉄道999」のメ・・・とか解説をしだすと、この先はキリがなくなるので今回、そういう説明はなしでいきましょう。

ブロードウェイというモールには、マンガ、アニメ、ゲーム、スマホにカメラ、玩具、プラモ、ドール、アンチーク小物に古書、古銭、など実に多様なジャンルの愛好家・マニア・コレクター向けユーズド品・新品を扱うショップが集まっています。「まんだらけ」さんの本拠地としても有名。

メーテルさんの視線の先を追うと、年季の入ったビルの様子がわかると思いますが、実は「震度6強で倒壊の恐れのあるビル」と指摘されている老朽化した建物です。笑えません。

平日の昼下がりだというのに結構な賑わいで、外国人客の姿も数多く見かけます。

各店とも、好事家以外にはまるで分らない世界です。
たとえば、こんなんで、

あるいは、こんなんで、

はたまた、こんなんです。
おっとこの人?は売り物じゃないみたい。

多彩というか、なんと形容するか、テナントさんの顔ぶれ。

食材サンプル屋さんまであるのか、へえ。と思って店構えをよく見たら、これは正真正銘の天ぷら屋さんでした。あぶないあぶない。

4層あるモールですが、上層階は空室も多く、敢えてそこに店や事務所を構えているテナントさんには、相応の凄みが漂っています。これはほんとにお店? スナックに風呂屋? この場所で?

「会員以外入場禁止」の張り紙が無かったとしても、ちょっとドアを開けて入るには勇気がいる、中野の異空間。
これ、あとで調べたら昭和の横丁を再現する入魂の建築アート作品であり、かつ歴とした稼働中のオフィス(!)だそうです。ガチで関係者以外は立入禁止。すごい。

次は本物のコスプレ衣装屋さん(もう何が何やら)。

衣装の出来もさることながら、コエンマという選択がつくづく凄いな、と感心。

たとえばアンティークのブリキ玩具でも、単に”鉄人28号”ではお話にならなくて、ここでは”「どんな」鉄人28号なのか”が語れないとダメなんですね、たぶん。

というわけで、圧倒されてブロードウェイを出ました。毎度のことですが、何も買ったり売ったりしなくても、どっと疲れる(笑)。

中野はマニアとサブカルの街ですが、多様な趣味で集う老若男女のための、安くて旨い店がたくさんある街でもあります。飲み屋さんの灯りに、なんかほっとする。

さて、どっか寄ってく? かどうかは、秘密。
最後まで見ていただいて、ありがとうございました。

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