中野的? な風景(1)

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ちょっとした用事があって、中野駅界隈に出かけました。
これまで何度となく訪れている街ですが、カメラを持って歩くのは初めてです。ずいぶん昔、関西から上京して中央線沿線で暮らし始めた頃は、中野は新宿まで目と鼻の先で、特別快速が停車し駅前に中野サンプラザが聳えるエリート都民の街というイメージで(私には)見えていました。

その後長い年月を経て、中野に対するイメージがだんだんと修正されてきました。エリートの街というよりも、広く多様なマニア文化・サブカル文化を許容し受け止める懐の深い街ですね。
写真愛好家ならフジヤカメラさんを思い浮かべる方も多いかもしれません。

閉じたお店の真っ赤なシャッターに貼られた、中野区(!)のポスター。

行政からして「そういう街であること」に自覚的で、確信犯のようです(笑)。

駅前のサンモールはいつも賑わっています。適度に狭い道幅の商店街というのはいい塩梅に活気が演出されますよね。

駅からサンモールを進んで突き当ればサブカルの聖地ブロードウェイに至るわけですが、それは次回にとっておくとして、この商店街の巨大バナーにも示されている、中野駅前のシンボルともいうべきこちらの方面を歩きましょう。

中野といえばサンプラザ。かつてここで行われた幾多のロックコンサート(時代を感じるフレーズ!)に何度足を運んだことでしょう。取り壊して建て替える、という話が出てからずいぶん年月が経っているように思いますが、どうなるんでしょうか。

あ、今回は携帯性重視でPENTAX KPにsmc DA35mm F2.4を付けて、軽量単焦点1本勝負ということになっております。画角が微妙なのは、まあそういうことだと御容赦いただきたく(言い訳)。

サンプラザ西側は、旧警察大学校などの跡地です。広大なこの一帯の再開発が、この十年で中野の風景を最も変えてきたと言ってよいでしょう。四季の都市(まち)と名付けて、広い公園緑地が整備され、いくつかの私立大学を含む高層のビル群が点在する、見通し風通しの良い街区が出来上がりつつあります。

ケータリングカートが並んで、昼下がりの遅いランチタイム需要に対応中。

警察大学校はなくなりましたが、病院はまだ健在です。というか、警察病院が飯田橋からここへ引っ越してきたのが10年くらい前じゃないかな。大学校移転と入れ替わりくらいなのかな・・・詳細わかりませんが。

どんより曇った夕方の空を見上げると、鳥の群れが盛んに飛び回っています。スズメでもカラスでもない、海辺じゃないからユリカモメでもなさそう・・・鳩?

ということで、ぼーっと空を眺めつつ、今回の中野駅北口散歩はここまで。

このあと、取って返して聖地ブロードウェイの中をうろうろしてみましたが、
その顛末は次回に

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