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旬の掲載時期をちょっと逃してしまいましたが、秋の紅葉の写真です。
東京には、高尾山だとか、立川の昭和記念公園だとか、駒込の六義園だとか、超メジャーな紅葉名所がありますが、ハイシーズンはどこも大変な人出になり、落ち着きません。ただでさえ下手な写真が人混みでますます取り難くなるのが悩みの種です。
そこで、今年は地元・城南地区のちょっとマイナーな紅葉スポットを訪ねてみることにしました。
品川区東五反田の池田山公園です。
どうでしょう、この静けさ。
人もまばらな朝の公園で、ゴージャスな秋色の饗宴を楽しむことができます。
池田山公園は、閑静としか言いようのない城南の高級住宅街の真ん中にあります。小さな森の中に静かに水をたたえた、たぶん地元の人以外にはあまり馴染のない”隠れ家的な”公園と見受けました。
園内はそれほど広くはないものの、丘陵の斜面にあるために思いがけない高低差があります。陽射しに恵まれた高台の木立と、鬱蒼とした森の中の池の眺めを、両方楽しむことができます。
斜面のどこに位置するかでモミジの色づきが随分違って、緑から黄、赤、臙脂への変化を味わう楽しみもあります。
この公園、もとは個人の邸宅だったとか。庭の池や木立をそのまま公園にしたということです。さぞ大層なお屋敷だったに違いありません。
近所から散歩に来た風の人たちが何組か居ましたが、人口密度は極めて低く（笑）、自由きままに撮り歩くことができて、私は大満足です。
近場を探せ！という方針は大正解だったようです。この日はすっかり紅葉狩りを堪能いたしました。
