浅草線沿線散歩 本所吾妻橋界隈

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久しぶりに浅草線の沿線散歩です。
忘れていたわけではないんですが、気が付くと前回浅草駅界隈散歩の記事をアップしたのが8月下旬でしたから、2か月以上間が空きましたね。

泉岳寺から浅草線を北上してきて、いよいよ残り2駅です。本所吾妻橋から押上まで、今回と次回でまとめて散歩してしまいましょう。

はい、東京都営地下鉄浅草線 本所吾妻橋駅ホームにて。例によって懲りずにやってみました。

先頭の行先表示が読み取れるように撮れなかった(「印旛日本医大行き」でした)のがやや心残り・・・。

本所は隅田川東岸のこの広い一帯を指す地域名で、江戸時代に「新興住宅地」として開発されたのだそうです。やがて東京市「本所区」となり、時代が下って昭和22年に向島区と合併して今の墨田区になりました。
今も区内の隅田川沿いに本所という町名が残っていますが、本所吾妻橋駅の所在地の町名は「吾妻橋」なので、駅名は現町名ではなく旧地域名の方の本所をアピールした上で、その中の吾妻橋という所だよ、という意味でしょう。

駅周辺はいかにも城東地区らしい雑然とした職住混在の街並みです。いや訂正、以前はそうでした。

数年前に押上で超ド級の観光アミューズメントスポット・東京スカイツリーが開業して以来、表通りにはポツポツと小洒落た飲食店や物販店の姿が増えてきて、ちょっと形容し難い、良い感じになってきています。

おしゃれな若い女性客のグループが、明るい店内で朝食を楽しんでいた「塩パン屋」さん。

どこでも見たことがなく、へえ、寄って行こうかな、と思うような異彩を放つこんなお店がちはほら。地元の人に交じって、いろんな世代・いろんな肌の色の観光客の姿がちらほら。

こちらの建物は、洒落た佇まいの「小さな硝子の本の博物館」だそうで、随分と賑わっていました。

思えば、隅田川の東岸は大小のガラスメーカーさん、加工屋さんの集積がある地域ですからね。こういうコアなスポットがあるのも、考えてみれば不思議ではない。

墨田区役所が見えてきました。東京オリンピックではボクシング推しだそうです。”あしたのジョー”の丹下ジムは、隅田川べりにある設定でしたっけ?

あ、写真の上の方に見えている黄金色の高層ビルは区役所ではなく、ビールジョッキの形をしたアサヒビール本社の建物です。念のため。

さらに歩くと、こちらの隅田川から分かれる支流の水門に辿り着きます。右隅に見えている電車は東武スカイツリーライン。

(オールド東京っぽい雰囲気を出してみたくて、これを含め以下の写真を、ちょっとビンテージ風に仕上げてみました)

ここで隅田川から分かれた川が、東で荒川と繋がっています。本所の北側を流れる川幅十間の川なので名前は北十間川。水門に表示された源森川はここから途中の源森橋までにあたる部分の旧名。
昔の江戸・東京ではこの川が重要な水運を担ったのだとか(wikiで俄か勉強)。

さて次の写真、これらの建物が何だか、わかりますか?

こちらは「4階建て以上限定」の「住宅展示場」です。写真の各棟は、それぞれ別のハウスメーカーさんが工夫をこらした4、5階建てのモデルハウス。住宅・店舗・事務所・作業場などが密集する当地らしいなあ、と感心しました。

北十間川に沿って押上駅方面へ歩きましたが、途中、工事中で通行止めの場所を迂回したおかげで、有名な墨田区立 大横川親水公園の北端に立ち寄ることができました。

大きな船型の遊戯施設がとてもファニー。

はい。本所吾妻橋駅から歩き始めて、押上駅が近づいてきました。
次回はどどーんと、押上スカイツリーづくし(?)をいってみたいと思います。

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