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前回のつづき、大田区馬込の住宅街を散歩して、都営浅草線の西馬込駅を目指していきます。肩から下げているのは、いつものPENTAX KPとHD DA16-85mm
住宅街を進んでいくと、丘の上でこんな風景に遭遇。
前回も「P」のマンションの話を書きましたが、このあたり、東海道新幹線の車窓から良く見える住宅街です。車窓から見えるということは、街からも新幹線が見えるということです。
特に起伏の多い地形の上部に来ると、高架を走るのぞみ・ひかりの車両を良く見渡せるスポットが数々ありそうです。
いや、見渡せるどころか、新幹線の線路を跨ぐ橋がありました。
金網越しに無理やり撮った(というか金網が「越せて」ない)ので酷い絵ですが、この「二本木橋」は鉄道ファンの間では有名な鑑賞・撮影スポットらしい(後でわかりました)です。遠方の鉄橋から直進してくる新幹線と、並行して走る在来線がダブルで狙えます。
さて、住宅街散歩に戻ります。
二本木橋近くの、雰囲気ある菓子パン店さん。看板がわりと綺麗なのでまだ営業していらして、たまたまこの日は閉まっていた、ということなのか、あるいは・・・。
その手前、貝塚中学校近くの、お洒落な感じの煉瓦造りのマンション/オフィス。
坂道を下って、登って、その先には大きな馬込給水塔が見えます。
なかなか、多彩な景色を見せてくれる、城南の住宅街です。散歩の上り下りはちょっと足に来ますが、それも変化があってまた楽し、です。
スクールゾーンの表示のすぐ先は、もう第二京浜が迫っていて
そろそろ本日のゴール、都営地下鉄浅草線 西馬込駅です。
国道沿いに出入口がぽっかり口を開けていて、しかも道路と同じ高さにいきなり自動改札機が並んでいるという、意表を突いた駅の構えに、ちょっと驚きました。でも、この「あっさり」感が城南っぽいかな。
そして、この西馬込駅は浅草線の南端駅です。ここがターミナル。
というわけで、1年あまりにわたって続けてきた都営浅草線沿線散歩も、これで無事コンプリートということになりました。
誰にも期待されていませんが、極私的には大変有意義なこの「沿線写真散歩」のシリーズ、京急本線、都営浅草線と歩いて、次はどこを歩きましょうか。じっくり考えて、楽しむといたしましょう。
そうそう、馬込周辺でひとつだけ心残りな情報。
この看板を、帰る間際に西馬込駅前で撮ったのですが、馬込文士村という非常に興味深いテーマがこの地域にはあったんですね。あらかじめ知っていれば、もう少しインテリジェントな散歩の仕方があったかも(笑)。
気が向いたら、再挑戦してみることにします。