浅草線沿線散歩 南征編 高輪台界隈

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誰にも期待されていない沿線写真散歩のシリーズ(?)ですが、京急本線を踏破したイキオイで、品川・泉岳寺から直通運転の都営地下鉄浅草線を北上して、先日ようやく終点の押上まで到達して、スカイツリーの写真を撮ってきました。

さて、この先どうすっかな、と思っておりましたが、地下鉄路線図を眺めてハタと気が付きました。浅草線の未踏破駅がまだ残ってる!
私は京急線と直通運転する泉岳寺以北の駅しか訪ねていませんが、コンプリートするには、泉岳寺から南の駅を見逃してはいけません。

というわけで、再開の南征編(?)、まずは泉岳寺からひとつ南の、高輪台駅。

高輪台駅から地上に出ると、目の前はビル街の中を走る国道1号線です。このまま先を進むと五反田、荏原を経て横浜・藤沢方面へと続く大幹線ですが、この道沿いに歩いても散歩としてはつまらないので、ちょっと裏道へ入ってうろううろしてみましょう。

まずはひとつ手前の泉岳寺駅のホームまで時間と空間を巻き戻します。

向かって左の1番線からは我がホームグラウンドの京急本線直通の列車が発着し、右の2番線から今回の”南征”のスタートとなる西馬込行き列車が発着します。ここからひとつ乗って降りると高輪台。

その高輪台駅は、浅草線屈指の小さな駅(笑)で、島式1面2線のホームから階上に上がると、この駅ただひとつのこじんまりとした改札口。

地上出口は2ヶ所で、横断歩道の向かいから撮るとこんな風景です。

ああ、またやってしまった。良く晴れた日に青空をバックに逆光気味で撮る写真は、私には露出設定が難しいです。なんかさえない色合いになっちゃってごめんなさい。駅出入口脇が交番で、後ろのレンガ色の建物は名門 頌栄女子学院中・高の校舎です。

国道1号線を逸れてちょっと路地に入ると、こんな「閑静な」としか形容しようのない住宅街が広がっています。

住宅街散歩も油断なりません。時々、なんとも味のある光景との出会いがあります。

どういう事情かわかりませんが、間口に布張りで目隠しをしてあるこの自転車屋さん、無造作に貼った手書きの「営業中」が妙に私のツボに来ました。

12月の寒空に、店の外まで女性客を行列させる高輪台の洋菓子屋さん。よほどの
人気店なのでしょうね。

国道沿いにドーンと明治学院大学のキャンパスが見えてきたので、歩道橋の上から 撮ってみました。

今回の高輪台写真散歩は、この素敵な建物でおしまいにしましょう。
ここにある、ということは以前から知っていたのですが、やっと写真におさめることができました。

信号の上には「警察署前」と表記がありますが、警察は写真の右手に隠れていて、この建物は消防署です(笑)。

「高輪台」というように港を見下ろす高台の上なので、昔はきっとこの火の見櫓も実用に堪えたんでしょうねえ。高輪消防署二本榎出張所、というのが正式なこの施設の名前で、建てられたのは昭和8年。第一次大戦後のドイツの様式を取り入れているそうです。モダンで素敵だと思いませんか?

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