動画ワークショップ

客観的に見れば、LUMIXのカメラを使っているのに動画を全く撮らないというのは、なんと勿体ないことでしょうか。

言い訳をすると、スチルでは「撮りたいシーン」「喜んで撮っている自分」がいくつか直ちに思い浮かぶのですが、目下ムービーとなるとこれがピンと来ないのです。写欲が湧かないものを無理やり撮るというわけにもいかんよな、という感じでこれまで動画をスルーしてきたのです。

しかし、ピンと来ない背景には「撮り方を全く知らないから」という事情がけっこう色濃く作用しているのではないかとも思い、これだけ動画全盛の世相になってさすがにそろそろ潮時かと、やっとちょっと勉強してみるかという気になりました。

というわけで、「カメラ入門講座(動画編)」という無料のワークショップに参加してきました。場所は東京・青山のLUMIX BASE TOKYO。

小人数で、初心者にもわかるように丁寧に教えていただいて「基本のき」を勉強してきました。備忘録代わりに、手元にメモしたこと、印象に残ったことをいくつかアップしておきましょう。

フレームレート
・1秒間に入れる画像の枚数。24fps(映画:わずかにパラパラ感がある), 30fps(テレビ),60fps(配信)
・シャッター速度がフレームレートを下回る(SS1/20秒で30fpsなど)ほど遅いと被写体ブレが起きやすくなるし、複数のコマを1枚の絵で埋めることになって動きがカクつく。演出として敢えてやるのでない限りNG。

露出
・シャッター速度は「フレームレートを上回る」「フリッカーを防ぐ」観点から、初心者のうちは30fps→1/50秒、60fps→1/100秒 のいずれかに決めてしまうと簡単
・シャッター速度を先に決めてしまうと、適正露出を得るにはF値とISO感度で調整するしかない。
・暗いレンズではF値の自由度が小さいので結局ISO感度調整に頼ることになりがち。このときISO感度を上げることを躊躇って撮り逃すくらいなら、思い切りよく上げて撮ってしまおう(そもそもV-log撮りではISO感度は最低640からのスタートになる)。感度を上げて絵が少々荒れても、後処理でなんとか救済できるかもしれないし。
・最小F値が可変のズームレンズでは、ズームすると画面の明るさや背景のボケ具合が変わってしまいやすいので注意。(たとえばF5.6に固定して撮る、などで解決できるのだが、光量に恵まれていないと厳しい)。

ホワイトバランス
・ショットごとに完結するスチルと違って、動画では同じシーン内で複数カット撮る時にはホワイトバランスを一定に保ちたい。オートホワイトバランスでは光線の状態次第でカットごとにばらついてしまうリスクがあるので注意。

画質
・画質はMOV>MP4
・画素数は 4K>FHD(2K)  ※4Kで撮ってクロップする手もある
・色情報の多さ 422>420  10bit>8bit
・画質が上がるほどファイルが重くなり編集環境の要件も厳しくなる。MOVファイルは環境条件が合わないと相手先で再生できないケースも発生しがち。

記録メディア
・200Mbps以下→UHS 3, V30 (だいたいFHD相当)
・400Mbps以下→V60 (だいたい4K相当
・600Mbps以下→V90 (だいたい8K相当)

この日の講習はここまでで時間切れとなったのでした。
途中終了なのに、覚えることがこんなにあるなんて!

ついでに、以前別の動画セミナー(たしか今年のCP+)をのぞき見したときのメモもここに再録しておきましょう。
・初心者は MP4 & 4K/8bit/100M/30p から始めては
・最初はカメラを動かさずに撮る
・動きは小手先ではなく体ごと。パンではなく水平移動や回り込み
・LUMIXの手振れ補正は強力で、ジンバル無しでも結構いける
・体ごと動かす毎日のエクササイズが大事。
・1シーン5秒+前後3秒が最小撮影単位。これより短いと後悔しがち。

ああもう、許して。おじさんそんなにいっぺんに頭に入りません!

この日、開講前の待ち時間に撮っておいた LUMIX BASE TOKYO前の神宮外苑銀杏並木の写真でも眺めて、心を落ち着けることにしましょう。

銀杏の色づきはまだまだ。わたしのフォトの細道、ムービーの細道を往く旅も、まだまだ先は長そうです。

タイトルとURLをコピーしました