堀切菖蒲園

3年前から花菖蒲の季節に通うようになりました。今年は名所江戸百景の堀切ロケ(前回記事)との会わせ技で立ち寄った堀切菖蒲園です。

堀切菖蒲園|葛飾区公式サイト
5月下旬から6月中旬に花菖蒲が見頃となる花菖蒲園で、葛飾区の観光名所の一つとなっています。その他には、梅、藤、ロウバイ、トキワマンサクなど四季折々の花が見られます。

まだ咲き始めで見頃からたぶん1,2週早すぎるのと、雨が降りだしそうなお天気のせいで、日曜にもかかわらず園内の花も人出も疎ら。

人が少ない分、ゆったり撮り歩けたのは良かったですが「花いっぱいの菖蒲園」みたいな写真は望んでもモノにできません。咲いている数少ない株に寄るしかない。

それでも十分に美しい、絵になる花です。

ただ、この園の構造上、花にはある程度以上には近づけないので、35mmフルサイズのS5に望遠端105mmのレンズではしばしば「ちょっと足りない」事態が発生。あと何歩分か寄れないことがもどかしい。

花菖蒲だけでなく、元気に花をつけていた池の睡蓮も魅力的な題材。これにもあと少し寄りたいところでした。

とはいえ、堀切菖蒲園は初めてではないから、S5と24-105mmズームしか持たずに訪ねたらこうなることは想定の範囲内。この不自由感も楽しんで、題材選びと足でなんとかやりくりするのが吉、というものでしょう。

ところで、ハナショウブ、アヤメ、カキツバタはよく似た花で、わたしはいくら教えてもらっても見分けることができません。我ながら繊細さと無縁の神経が嘆かわしいところですが、なんと英語ではこれらひっくるめてアイリス(iris) と呼んで区別しないらしいです。もともとあちらではirisの種類が少ないのか、さもなくばイギリス人の神経がわたし並みに雑なのでしょうか。

最後の写真は、アイリスを区別できないわたしの脳内で、もっとも典型的な「アイリス」の色・形だなと感じた株。

以上、名所江戸百景撮りの帰りに堀切菖蒲園に立ち寄ってきたぞ、の巻でした。

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