御殿山散歩です

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京急品川駅から高輪を散歩した時に「これは隣町のあのあたりにも行かねば」と、個人的に気分が盛り上がってしまったので、ある日行ってきました。

あのあたり、御殿山です。

品川・御殿山といえば、葛飾北斎の富嶽三十六景にも登場する景勝地ですが、現代の知名度は、高級ホテルや一流企業のオフィスが鎮座するこの御殿山ヒルズに負うところが大きいでしょうかね。

ヒルズは誰でも訪ねることができる”オープンなお屋敷”ですが、通りをはさんで向かいの旧岩崎家別邸 開東閣は、一般には門扉を閉ざした”クローズドな大邸宅”。今は三菱倶楽部として、スリーダイヤな方々の社交の場となっているようです。

この石塀の向こう、鬱蒼とした木立の中の洋館、一度見てみたいですねえ。

今回、何気にレンズはsmc PENTAX-DA 35mm F2.4 ALだけで撮り歩いています。

かつて「ソニー村」と呼ばれ、本社ビル群が立ち並んでいた御殿山ですが、すでにその大半が移転していて、跡地では高級マンションや新しい瀟洒なオフィスビルがソニー時代とはまた別の、整然とした街並みを見せています。

表通りから一本入ると、高輪に匹敵するかあるいは凌ぐ、城南屈指のハイソな住宅街が広がっています。ひっそりとしていて、時に門前で気圧されるくらいのご立派な大邸宅も。

この地は、いくつかの大使館や美術館が所在することでも知られていますが、やはりこちらの原美術館が一番有名どころでしょうか。

実はこの有名な美術館、まだ入ったこと無い(苦笑)。

その近くに、仔細は存じませんがその道では有名なのかもしれない、こんな施設も。

住宅街を歩いていると、御殿山ヒルズの裏手に出ました。池を配した広々とした庭園があって、お散歩族の心はおおいに和みます。

庭を眺めて感心していると、ゴーっという電車の音が。ん?

庭園の脇は大きな切通状になっていて、谷底をたくさんの線路が走っています。JR山手線、京浜東北線、東海道本線、横須賀線、それに東海道新幹線です。

新幹線に乗って東京に帰ってくると、品川の手前で左の丘の上に御殿山ヒルズが見えますからね。あれが、ここか。

ということで、今回の締めくくりはなぜか跨線橋の上からの山手線(笑)。

長くなってすみません。
御殿山散歩、最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

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