CP+の記事を挟んだので季節感がいっそうズレてしまったけど仕方ない。
2月下旬。今年の梅の花の盛りには少し早すぎる日でしたが、梅まつりを目当てにLUMIX S5をバッグに入れて湯島天満宮に出かけてきました。
天神様の梅園は割と遠慮なく花の近くまで寄れるので、レンズはLUMIX S 20-60mmで十分。その他に、久しぶりにPENTAX smc FA 77mm limited をKマウント用のアダプターと共に持ち出してみました。
さっそくですが、まずはKマウントの”ボケの女王”77mm limited の威力に久しぶりにひれ伏しましょう。
77mmリミテッドを本来のフルサイズの画角でこうして使えるのは、PENTAX K-3IIIで使うのとはまた別の喜びがありますね。
マウントアダプター越しでAFが使えないので、絞り開放近くでの厳しいピントをMFで合わせるのはなかなかに苦戦しました。来てほしいところにガチっとピントが合ったかというと下を向いてしまいますが、さすがの柔らかいボケの効果で写真そのものはなんとかまとまりました。
あと、それほど寄れるレンズではない(最短撮影距離0.7m)のは心得ていたはずなのに、寄りすぎてピントを外して「おやっ!」とフリーズすることが一度ならずあったのも反省点。寄り放題の天神様の梅園ならではの失敗。
このほか、20mm-60mmで撮ったこの日の梅園風景です。
いろんな品種の梅の木が揃う梅園にこういう言い方が適するのかどうか怪しいですが、ざっと五分咲き。それでも「梅まつり」の只中ということで結構な人出です。
五分咲きの梅でも、湯島天満宮を背景にして撮ると風情が際立ちます。
湯島天神では、基本的な撮影術として可能な限りまわりの無粋なビル群の写りこみを避けることが肝要と心得ているのですが、この日知人に意外なことを囁かれました。
「いや、あの湯島アパートメントハウス自体が貴重だよ。あれがあるうちに撮っておけば、後世に『ごらん、湯島天神に令和の頃はこんなレトロな建物が隣接していたんだよ』と懐かしむことができるかもしれない」;
なるほど、と思って1枚。
どうせなら本殿正面から撮れば良かったか・・・いやそれじゃ梅の花が撮れないしな。
新たな視点の撮影主題/副題ができたので、今後の研究課題です。