というわけで、Leica DG 12-60mmを付けたLUMIX G9PROIIを首から提げて羽田空港のT3からT2に循環バスで移動中です。
タイミング次第でこういうガラガラの便と、旅行客満載で積み残しになる便のどちらに当たるかわかりません。混雑予測がつきにくいせいか、バス便自体がかなりの確率でいわゆる”団子運転”になってる様子でした。
ともあれ、第2ターミナル到着。
出発フロアの吹き抜け天井に差す西日が強いコントラストを作ります。
T2の展望デッキは海側(千葉側)を向いていて、午後は順光で機影が綺麗に捉えられます。テイクオフの写真は前回掲載したので、ここでは背景に東京ゲートブリッジを従えて離陸滑走中のANA機。Leica DG 50-200mm
一見くっきり写せているように見えますが、拡大すると、熱せられた大気が盛大に揺らいで直線が直線として写せていないのがよくわかります。夏の望遠写真は難しい。
この写真はさほど揺らぎの悪影響が無くこの構図でガチピンの上、操縦席の中までしっかり解像してくれています。G9PROIIはAFの信頼度と解像度がG99よりもかなり上がった印象です。
T2の円形の高い吹き抜け天井。この写真だけLeica DG 8-18mmの出番でした。
周辺まで緩まない良いレンズです。
晩夏(けして初秋という気候ではない)の太陽が本格的に傾いてきたので、そろそろ第1ターミナルへ移動します。T1の展望デッキは西向きなので、夕焼けの空港風景が狙えるのではないかと期待。
そしてT1で撮れた写真を1点だけ紹介しましょう。今回の羽田散歩で最も気に入っている写真です。
逆光をものともせず、第3ターミナル方向からの夕景の「光の道」がしっかり表現できました。G9PROIIとLeica DG 12-60mmの組み合わせは実に頼もしいです。
このあとさらに陽が傾いて夕焼けになるかとしばらく粘ってみましたが、地平線付近の雲がけっこう厚くて太陽が隠れて暗くなってしまったので、結果的に↑の写真がこの場所でのベストショットということになりました。
残暑厳しい中での羽田空港散歩、展望デッキで暑さにめげた時はすぐに空調の効いた屋内に一時避難して息を整えられて助かります。全然上手くは撮れませんが飛行機を撮るのは男子として楽しいし、G9PROIIだと撮影の難易度がいくらか下がるから、空気が澄んで揺らがない季節にまた来ようかな。