オールドレンズで撮る京都 二寧坂・産寧坂

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年末の休暇を利用して、K-70とタクマ―レンズで京都を写真散歩してきました。いにしえのレンズでいにしえの都を撮ろう、という趣向です。

二寧坂から見下ろす日暮れ時の八坂の塔。

あまりの定番でたいへん恐縮ですが、やっぱりみんなが撮りたがるだけの魔力がある構図です。行けば撮らずにはいられません。

このあたりは、京都でも最も観光客密度の高い地域で、写真を撮る時に、写りこむ人影をどう捌くかについて悩みます。

近景が全員後姿、みたいにしてみたり

暗くなってシャッター速度が遅くなるのを幸い、人影をブラしてみたり

人を撮ったのではない、街を撮ったのだ、と開き直れるくらい、たくさんの人を敢えて画角に入れてみたり

こういう、人影問題を考えなくて良いショットの時はホッとする(笑)

そんな気苦労をしてまで何でここで写真が撮りたいかというと、やはりこういう情景は、ここでしか撮れないと思うからなのです。

今回は「オールドレンズで撮る良さ」がわりと感じられるかな、と自分では思っています。

さて、いい感じに日も暮れました。
この日の最後のショットは八坂通りに戻って、下から法観寺・八坂の塔のシルエットです。

こういう絵が誰にでも撮れるのだから、京都に通いたくなるわけです。
逆にこの手の定番構図以外の絵を撮るためには、ちょっとした修行と心の飛躍が必要になりそう。

随分長いシリーズになってしまった京都編、もうちょっとだけ続きます。

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