タイトルにはこう書きましたが選り好みはしてません。まだコトはそこまで進んでない。
おまけにアイキャッチに使った写真はLマウントのレンズだけじゃない。というのも・・・
当ブログではここ数か月、歌川広重「名所江戸百景」の各地の現在の様子を撮り歩くというお遊びをやっています。原作の浮世絵版画がアスペクト比およそ2:3なので、写真の方も縦位置2:3で撮るのがよかろうと、最近多用しているマイクロフォーサーズ機ではなくAPSCのPENTAX K-3IIIで撮るようにしています。
カメラとアスペクト比の話は、アドビのこのページに簡潔にまとまっています。
で、「名所江戸百景」遊びでは初めて訪ねる場所がほとんどなので、どこでどうカメラを構えることになっても対応できる便利ズームSIGMA 17-70mm F2.8-4 を主に使っています。中望遠域が不要とあらかじめ見当がつく場合に限れば PENTAX HD DA 16-50mm F2.8 を持ち出すこともあります。前者は小型軽量の割に明るく綺麗なボケが持ち味、後者は少々重たいもののPENTAXレンズ随一と言って良い精細かつ切れ味の良い描写に特徴があり、どちらも大切なわたしの愛用機材。
ところで2:3なら、わたしの手持ち機材の中ではフルサイズのLUMIX Lマウント機を使っても構わないわけですが、残念ながらこういう時に使いやすいLマウントの標準ズームレンズを持ち合わせていません。キットレンズLUMIX S 20-60mmは良いレンズですがズームレンジが広角寄りでテレ端60mm(APSCならば40mm相当の画角)はいささか心許ない。
そこでやっとタイトルのトピック「Lマウントの標準ズームってどうよ」というお話。
わたしが最近目をつけたのはこのレンズ。使い慣れたAPSCでいえば16-70mmに相当する画角をカバーし、ズーム全域で精細な描写力に定評のあるF4通しの小三元ズーム。
ちょっと重いけど、これがあればLUMIX S5に付けて”フルサイズ名所江戸百景”を撮りにいけるな、と。
あるいは、テレ端105mmまで欲張らず70mmで良しとするなら(さらに重くはなるけど)F2.8通しの最新大三元ズームを選択肢に入れることも考えられます。
そう思うのならなぜ買い揃えないのかと言えば、これらのレンズはなかなかに高価なので、簡単には資金繰りがつかないからです。
しかし、ものは考えようで(芽生える危険思想)、限られた資金で保有機材の最大有効活用を考えるなら、こういうデジタルネイティブな高解像レンズは、今やレガシーとなった一眼レフPENTAX Kマウントではなく最新ミラーレスのLUMIX Lマウントで揃えて活かすのが筋かも。思い切ってKマウントのいくつかの(ハイグレードの)レンズを換金して、機材資産ポートフォリオを組み替えるのが合理的、かも。
と、書いてはみたものの、ほんとか?
KマウントとLマウント、良い感じで役割スイッチできるでしょうか?
さらに悪ノリすると、保有機材の活用と言えば、MFTの小型カメラLUMIX GF10に役割を譲ってすっかり不稼働資産と化しているQマウントの機材も、ドライボックスの中で朽ちていくよりも買い手がつく間に市場に還してやる方が良いのではないか。
こうしたやりくりで資金繰りの目途がつくのなら、望遠側を補うお守り代わりに、この軽量小型高倍率ズームを手に入れる手もある。いや、重たい本格派のレンズは持ち出しが億劫になりやすいから、むしろ新規導入の本命は便利使いできるこっちの方かも。
シグマiシリーズなどの軽量単焦点と組み合わせれば、携帯性抜群の素敵な写真散歩セットアップになる、かも。
再び自分に問うけれども、ほんとか?それでいいのか?
あれやこれや、またそれや、と脳内でひたすら選り好み。冒頭の話に戻りますが、まだ何も決めてないし何らのアクションも取っていないまま、ここ何週間か”エア選り好みプレイ”の日々です。