Image Sync の使い道 見つかる

RICOHさんがカメラユーザー向けに配布しているImage Syncというスマホアプリがあってですね。カメラとネットワーク接続した上で、SNSに投稿するなどの用途で画像ファイルをやり取りしたり、ライブビュー画面を共有して無線リモートレリーズとして使ったりする機能を提供しているのですが・・・。

このアプリの出来がどうにもこうにも×××で(自主規制により伏せ字)、私はK-70,KPとPENTAX 一眼レフを渡り歩いてきましたがこの間、一貫してカメラは好きですがこのアプリは使いません宣言をしていました。K-3IIIユーザーとなってもこのアプリは引き続きスルーか、と思っていたのですが、どうやら使い道が見つかったというのが今回の小ネタです。

基本的な使い勝手については相変わらずXXXという(引き続き自主規制)意見は変わりませんが、唯一これは使い物になるな、と思ったのが、「スマホのGPSデータをカメラと共有して撮った写真にexifデータとして書き込む」機能です。

ご存じのようにK-3IIIにはGPSが内蔵されていませんから、O-GPS1(ディスコンで、後継はO-GPS2だけど未発売)を装着しないと位置情報は得られません。しかし、このオプションデバイス無しでも、ユーザーの携帯しているスマホのGPSデータを取り込むことができれば、数十センチ~数メートルの誤差はあるものの疑似的に位置情報をカメラに取り込むことができるわけです。

実際、GPSデータ連携の目的でサードパーティのスマホ用アプリ(YAMAPとか)を使われているユーザーは少なくないですし、遠征先・旅行先などで撮った写真に位置情報を紐づけたいと思うことは誰しもあるはずです。私もあります。

話をImage Syncに戻すと、インストールしたスマホ端末の位置情報をカメラに送信して画像に取り込ませる機能があるのだそうです。しかもK-3IIIでは、バックグラウンド状態でもbluetooth接続で位置情報が送れるようになっている。

2箇所の太字は結構重要で、アプリをいったん起動して繋いだらあとは他のことをしてても良くて、かつ消費電力が桁違いに少ないBT接続でOKというのです。ほんとなら見逃せない情報。

というわけで、ちょっと実験してみました。準備は下記でよかったはず。

・自分のスマホに「今度こそ信じてるぞ」と念をこめてImage Syncをインストール。
・カメラ側でネットワーク設定(wifiオン、Bluetoothオン)
・カメラとスマホをwifi接続、次いでBT接続設定
・スマホアプリ上でカメラと接続できていることを確認した上で「自動でBT接続」「バックグラウンドで位置情報送信」をオン。位置情報の使用を許可。
・以上が終わったら、カメラの方の設定はwifiはオフ、BTはオンにしておく(wifiの方を切るのは省電力のため)

ここまでいったん設定しておいて、アプリ、カメラともスイッチオフ。テスト決行を待ちます。

そしていよいよGPS情報書き込みテストの日。カメラをオン。スマホでImage Syncを起動してカメラ側で「wifiオフBTオン」で接続できているかを確認し、スマホのImage Syncはバックグラウンドに回した上でカメラバッグに収納。そのままちょいと出掛けました。

人混みを避けながらぶらぶらして、なんだかんだで30ショットくらい撮りましたが、GPS情報は首尾よくスマホから取り込めているでしょうか?

結果から言えば、難なく取り込めてました。上の画像は写真そのものと、このファイルのプロパティ情報の一部ですが、GPSデータが取り込めているのがわかります。

たとばこのデータをしかるべきツールで読み込めば、地図表示・航空写真表示とかも簡単にできちゃいます。こんな感じ。

もちろん、GPSデータを「紐づけたくない」時もあるわけで、そういう時はスマホ側のアプリで「バックグラウンドでの位置情報送信」「自動でBT接続」のいずれかを切るか、カメラのBTを切っておけばよいということです。私もこの後切りました。

というわけで、
長年みそっかすだったImage Syncの使い道が、やっとひとつ見つかりそうだという小ネタでした。

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