善光寺へ

長野県立美術館と善光寺は公園をはさんで隣接してくれているので、美術館訪問の帰路でお参りしてくることができました。いちおう公式サイトを貼っておきましょうか。

善光寺
身は茲に心は信濃の善光寺 導き給へ弥陀の浄土へ。信州善光寺は、一光三尊阿弥陀如来様を御本尊として創建以来約千四百年の長きに亘り、阿弥陀如来様との結縁の場として民衆の心の拠り所として深く広い信仰を得ております。

お目当ての美術館を出て弛緩してしまったので、気合いも何も入ってないダラダラ観光参詣でした。恥ずかしながら「行ってきました」という観光地スナップ写真ばかりです。

とはいえ、あまたのパンフレットと同じように本堂に正対するシンメトリーな写真は嫌だと儚い抵抗をして、少しだけ角度をずらしてみました・・・たいした工夫にはなりませんでしたね(苦笑)。

ゴールデンウィークの善光寺参道。わたし同様と言っては申し訳ないですが、ゆるゆると気持ちのほぐれた感じの人々で溢れております。外国人観光客の比率はざっと体感で1~2割という感じ。

迫力のある仁王像は、さすがの高村光雲・米原雲海 子弟の作。後から知りましたが、何年か前の地元紙の記事によれば、この像は台座に固定されておらずバランスの取れた姿勢で自立している(一応背中が壁に繋がれてはいる)稀なものなのだそうです。写真の阿形と、反対側の吽形の配置が通常とは左右逆なのも珍しいとか。

そしてこの仁王像の背後、仁王門のお寺の本堂側を向いた面にこれまた光雲子弟による見事な三面大黒天、三宝荒神像が据えられているのですが、そちらは木の格子の影になってうまく写せませんでした。

善光寺の近くの小学校の校庭の隅に、見慣れない鉄道車両?が保存展示してあるのを撮ってみました。帰ってから調べたのですが、これは豪雪地帯の飯山線で1970年代まで活躍した除雪用の保線機械なのだそうです。

除雪機械”バンモ”というのだそうで、この機械には「おくしなの」という愛称がついていました。

雪国の厳しさと無縁で生きてきたのでモノを知らずまたも恥をさらしてしまいました。写真手前の三角形の装置はむかし図鑑で観た「ラッセル車」みたいな雪を押しのけて進む機械なのだろうと思って撮ったのですが、これは最後尾・お尻側なのだそうです(爆。

除雪機の中核となる装置があるのは逆側で、そちらは油断して撮らずに帰ってきてしまったという(恥。

というわけで、恥をさらしながら善光寺にお参りした翌日、特急「しなの」に乗って移動しました。松本経由で中央線・茅野/蓼科方面に向かいます。

見る人が見ればすぐにわかってしまいますが、実はこの「しなの」も先頭ではなく最後尾・お尻側であることはカミングアウトしておきます。

出発時刻が迫っていて先頭に回っている暇が無かったんですってば!

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