裏磐梯 高原で過ごす愉しみ

夏の裏磐梯には数えきれないくらい遊びに来ていますが、今年くらい「避暑」という言葉がぴったりくる年はありませんね。炎暑の都会を離れて、とにかく涼しく過ごしたい一心でやってきました。

「裏磐梯」は磐梯山の北麓、桧原湖や五色沼などの湖沼が点在する標高800mの高原地域の総称で、「裏」という表現は今どきのポリティカルなんとかネスの観点からいかがなものかという余所者の心配はどこ吹く風、避暑地としてウインタースポーツのメッカとして、昔から会津の人々の間ではある種の憧憬と共に言及されるブランドリゾートなのです。

今回は滞在中に「避暑地らしく」撮れたなあと思った写真を何点か並べて見ましょう。

バンディア・ハーブガーデンの明るい園内風景

バンディアさんは、近年お気に入りのハーブショップ&カフェです。お店の方がとても控えめ・上品・フレンドリーなのが、いかにも裏磐梯らしくて良き哉。

Bandia Herb Garden
福島県の裏磐梯高原(北塩原村)にある小さなハーブ園&喫茶テラスBandia(バンディア)の公式ホームページ。 入場無料のガーデンやティーテラスの他、精油やアロマセラピーグッズ、ハーブクラフトを扱うショップもございます。ペットOK! レジャーやウィンタースポーツ、五色沼...

そういえば何年か前に此方の飼い猫が岩合光昭さんの「猫歩き」番組に登場してたのを偶然見ました。森に溶け込むように広がるハーブガーデンの猫ですから、実に伸び伸びとしたキャットライフなのでしょう。

青い空に湧き上がる白い雲。

この花は何だったか、少し背が高いから高山植物という感じではないし、ここに咲いているということはハーブの一種なのかな。セイヨウノコギリソウであってるかなあ。

同じ園内で、背の低い花の群生。これもハーブなんだろうなあ。名前はさて・・・

別の時、別の場所で朝焼けの空。朝靄の中の無人のテニスコートで、岡ひろみはまだ練習してなかった(年齢がバレる)。

さすがの裏磐梯も、今年の異常な暑さを完全には遮断できておらず、日中の最高気温は連日の30度越えでした。地元の人が言うには、

・1週間以上も30度超えの日が続くなんて、あり得ないことが起こっている
・エアコンを買うことを皆が本気で検討しはじめた
・だいたい、前の冬に雪が140cmしか(!)積もらなかった時から異常だった。(雪解けの)水の不足で農作物に影響が出ないか心配

とのことです。「今年だけの異常」だと思いたいところですが、いち観光客に過ぎないわたしも及ばずながら心配です。

とはいえ、朝晩はしっかり涼しいし、昼間だって日陰に入って良い風に吹かれれば、裏磐梯はまずまず快適。気を取り直して遊びましょう。

これはたしか曽原湖の奥の別荘地で撮った、いかにも高原リゾートの林間という1枚。

五色沼西端の柳沼。

この辺りはいつも涼風が吹きぬけていてハイキングで汗ばんだ身には嬉しい場所なのですが、この瞬間は珍しくほぼ風が止んでいました。凪いで水面が空と木々を映したほんの束の間のシャッターチャンスを運よく捉えられました。

さて次回は、会津・裏磐梯で何が美味しいか、みたいな話でも書きましょうか。

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