金曜ロードショー風

前回に続いて、千葉に遊びに行った時の写真をアップしておきます。

実はひどい交通事故渋滞に嵌ってしまい、前回の「ドリーミングプレイス・ローズガーデン」に到着したのが既に昼下がり。その後で予定していた立ち寄り先のいくつかを諦めて、この日の宿に直行しなければなりませんでした。

というわけで、せっかくの晴れた休日でアレも撮りたい・これも撮りたいという写欲まみれだったカメラオヤジとしては甚だ不本意ながら、その大半を諦めることになってしまったのです。

残されたわずかな時間で、何か楽しめる写真の題材が見つからないか・・・。
行き当たりばったりで、海岸に出てこんな写真を撮ってみました。

夕景の浜辺。夕陽に染まる漁船。

さらに空が焼けてきて、紅く染まる夕景の堤防と釣り人の姿。

綺麗な景色ですが、これではまだ写欲が満たされません。
何かほかに撮るものはないか。

いよいよ陽が落ちてきて、まもなく岬の山影に沈むかというタイミングで、
これだ、砂浜の夕景。
「光の道」は綺麗だけど、人影をシルエットにすると周りの景色が黒くなりすぎる。つまりちょっと画角が広過ぎる。

ならば、と望遠レンズに付け替えて暮れる前の最後の夕陽狙い。海面の照り返しとシルエットの感じが”金曜ロードショー”風(わかる人にだけわかれ!)。

これは悪くない、と永世ビギナーとしてはやっと手ごたえを感じました。
悪くないけど、シルエットの人影にもう少し「物語」を感じたいところ。あと、バックは暗く沈んだ対岸で良いのだろうか?

タテ構図にして暮れる寸前の太陽を思い切って画角に入れ、女の子ひとりのシルエットで撮れる瞬間を待ってワンショット。

これは結構納得がいった、わたしなりに今日一番の写真かも。
タイトルを付けるとしたら何でしょう。「浜辺の夕景」だと平板。「記憶の中の夕景」だと気取りすぎかなあ。

比較対照する写真をもう1点。太陽が全面的にフレームインしてしまって盛大に白トビ・色コロビしてしまったので写真的には失敗なのですが、父と娘なのか孫なのかシルエットが2人になってまた別の「物語」が感じられるのが面白いと思いました。

最後の最後にもう1枚、四阿越しに、山の端に落ちる夕陽と茜色の空。

ああ、これは逆にもっと退いて撮って空を広く、四阿を小さくした方が良かったな、海鳥でもその空に舞ってればさらに良かったな、と後から思いましたが、それこそ後の祭り。

日没前の僅かな時間を少しでも活用しようと焦って無理やり撮った浜辺の写真ですが、その割には楽しめて、わたしには濃い30分でした。LUMIXのカメラとパナライカ・レンズの安定した性能発揮に感謝です。

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