河童忌に田端へ

2週間くらい前の話になりますが、7月24日は芥川龍之介の命日でした。大正から昭和の初めに活躍したこの大作家を偲ぶ人々によって、河童忌と呼ばれているそうです。

文学の趣味のある知人が、この日は田端にある施設で行われている芥川先生に因んだスタンプラリーの最終日なのだ、行きたかったが用事もあるしどうしようと話すのを聞き、ちょうど日曜だし暇だから行ってスタンプ押してきてあげるよと安請け合いして出掛けてきました。

田端駅前。たぶんこの駅で降りたのは生涯で2度目くらいではないかと。

最初に白状してしまうと、わたし自身はそれほどの芥川ファンというわけではないのです。それでも来る気になったのは、田端というめったに足が向かない街に行く機会ができるしブログ記事の夏枯れを防ぐ良いネタになるかも、というやや不純な動機があったのです。

駅を出て、血中鉄濃度が常人より少しだけ高いわたしとしては、まず跨線橋からのこの眺めを一望。田端といえば東京支社や田端運転所があり、尾久車両基地にも隣接するJR東日本の重要拠点です。山手線・京浜東北線の駅ホームの隣にはこうして車両基地らしい風景が広がっています。

因みに写真左端の高架は新幹線で、ここから上野駅の地下ホームに向かって急角度で降りていきます。細かいキズや汚れのある透明ボード越しなので、写りがやや鈍い感じなのはご容赦を。

さて一瞬寄り道しましたが、今日の目的地はこちら、田端文士村記念館

北区文化財団が運営する公営施設のようです。駅前にそびえる高層ビル田端ASUKAタワーの敷地内に建っていて、駅徒歩2分の便利さ。

目当てのイベントは・・・

左側のポスターの「芥川龍之介と太宰治」企画展が今回の”お使い”の目当てのようですね。

館内は河童忌当日ということもあるのか、そこそこの賑わいをみせていました。館内受付で撮影OKの場所を確認して、入口から全景を1枚。

わたしのスタンプラリーは右側の受付脇で無事済ませることができました。そのほか正面奥で、上の右側の大ポスターにあった記念展をやっていて、写っていない右側の大きな部屋では田端文士村の歴史に関する立派な常設展示がありました。芥川、室生犀星、萩原朔太郎、菊池寛、堀辰雄・・・教養の乏しいわたしでも知っている著名な文人の名前が並んでいて、いずれの展示もなかなか興味深く面白かったです。すべて無料。

引き受けたミッションは果たしたし、さっさと帰っても良いのですが、せっかく珍しく田端まで来たので少しあたりをうろうろ。

記念館わきのこの坂道は江戸坂と呼ばれています。
リンク先の説明では「江戸坂」の由来がさっぱりわかりませんが(笑)、台地の上から隅田川・荒川沿いの低地に下る主要な道のひとつだったらしいから、坂の上から江戸市中がかなり良く見渡せた、なんてことがあるのかも(適当)。

芥川先生にゆかりの場所を巡る良い子のわたし。google mapに教えてもらって、駅の周りの住宅街の真ん中で、こんな場所も見つけました。

さらに、こっちはgoogle mapには(まだ)乗ってない将来の名所スポットということになるのでしょう、上の旧居跡のすぐ近くに、こんなものが建設されようとしている極秘情報?も掴んじゃったわたしであります。
北区の芥川推しはけっこう凄いのかもしれません。知らんけど。

さて、この時少し雲が湧いて陽が陰り、暑さが気持ち程度は和らいだせいもあって、知人のためにこのままスタンプラリーの第3地点、新宿歴史博物館まで回ってあげようかと思いついてしまいました。どうやら最寄り駅が四谷らしいので、四谷なら「アレ」の様子を見てくるついでにもなるし。

ということで、気まぐれですがこの散歩はここで終わらず、次回に続くことになりました。

今回使った機材:LUMIX G99, Leica DG12-60mm

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