深セン1 街を歩いてみる(Q10)

旧サイトから転載した記事なので内容齟齬やリンク切れなどの不備が生じていることがあります。
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1ヶ月以上前のことですが、仕事のついでに中国・深セン経済特区の中心街を散歩して、PENTAX Q10 と 02 STANDARD ZOOMで撮ってきた写真をアップしてみます。

香港空港からバスとMTRを乗り継いで落馬洲―福田口岸のルートで中国入り(いや、香港も中国ですが・・・)しました。
境界の入国書類が品切れになっていたり、小銭の用意が無くて地下鉄の切符が買えずオロオロしたり、改札前で全員が手荷物スキャンを受けるのに驚いたり、駅の出口から目の前にあったホテルを見つけられず隣のオフィスビルの受付嬢にわざわざ案内してもらう羽目になったり・・・久しぶりの中国で小さな洗礼をいくつか受けましたが、なんとか無事に市街中心部のホテルに到着。

で翌朝、ホテルの窓からの眺めがこちら。

Skyline, Shenzhen

空気が悪いもの、と先入観を持っていましたが、こうして青空が(少なくとも香港並みには)望めるんですね。

仕事先で拘束される時間がとびとびなので、短い滞在の間に2度ほど、昼間と宵の口に界隈を散歩する機会がありました。滞在先は会展中心(コンベンションセンター)近くの金融・貿易街。短期間で人工的に作られて急拡大した市街なので、上海や香港と比べると整然としていて新しく、どこもかしこもピッカピカです。

巨大なコンベンションセンターの正門前広場の様子がこちら。五星紅旗が翻って実に中国的な光景。

Convention center square, Shenzhen

正面のショッピングモールの屋上階が緑地になっています。このようないくつかの屋上緑地が連なって、最初の写真に写っている豊かなグリーンベルトを構成しています。なるほど考えたなあ。

モールの中はもちろんキンキラの中国仕様。ちょうど春節直前で、どこに行ってもおめでたい派手な飾りつけで溢れていました。

Shopping mall, Shenzhen

ビジネスセンターの中も、こうして春節モード。

Business zone entrance, Shenzhen

夕暮れ時になると、これらのオフィスから人があふれ出してきて、市街をそぞろ歩き出し、きらびやかな飲食店街も客で溢れます。

People, Shenzhen


Bridge to the mall, Shenzhen


Nightsight1, Shenzhen

この街の特徴は、とにかく若い人が多いこと。しかも現在の日本と違って、若者の多くが裕福そうなこと。中国で最も成功している経済特区として、国じゅうから夢見る若者を集めています。かつては世界の工場として発展し、今は香港を凌ぐ金融・貿易・技術革新の街に変貌しつつあるようです。
私は、中国びいきな人でも、アンチ中国な人でもありませんが、仕事先で少し現地の人と話し、こうしてオフタイムに街と人を眺めている限り、日本のマスコミで伝えられるような「中国の経済が危機」という実感は湧きませんでしたねえ。

ラストは、ホテルの窓から今度は夜景バージョン。

Nightsight3, Shenzhen

深セン編、街の中でちょっと興味を惹かれる題材を見つけたので、次回につづきます。

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