旧サイトから転載した記事なので内容齟齬やリンク切れなどの不備が生じていることがあります。
＊＊＊
アマチュアのカメラ・写真好きの人にとって、カメラをどう持ち歩くかというのはひとつの悩みどころではないでしょうか。私もそのひとりです。
見聞きする範囲で言えば、タオルにくるんでいつも使うカバンにポン、という人もいれば、しっかりした専用カメラバッグにボディ・レンズ・ケア用品をバッチリ収納、という人もいて様々ですね。持ち物のことなので、男性か女性か、タウンユースか海山か、という条件の違いも大きいですね。それぞれの撮影スタイルやキャリアに応じて、一家言お持ちの方が多いようです。
私はと言えば、中肉中背で体力の無い中高年おやじで、最近持ち歩く機会の多いカメラとレンズは、K-70＋標準ズームHD PENTAX DA 16-85mm f/3.5-5.6 ED DC WR（つけっぱ）と、単焦点DA 35mm F2.4 AL と DA 50mm F1.8 。望遠ズームTAMRON AF 70-300mm F/4-5.6 Di LD Macro は軽量なので携帯性が悪いわけではないですが、あらかじめ必要そうとわかっていない限りやや出動機会が減りました。週末気が向いたときだけ近所の私鉄沿線に出かける極めて不活性な撮影者です。
こんな条件で、さてバッグをどうしましょうか。
格好良いカメラ専用のバッグには憧れなくも無いですが、道具も腕前も入門初級者なのに「いかにも」な感じは恥ずかしい。特にショルダーバッグ型の「カメラ入ってますが、何か」みたいな奴は避けたい。主として街歩きなので山岳写真家向けの気合の入ったカメラマンザックも似合わない。むしろ「あ、何気にカメラ入ってるんだ、それ」みたいな普通のカバンのほうが私の性に合います。
カメラ専用バッグは「堅牢」で「取り出しやすい」ものが多いのが魅力ですが、後者について言えば、撮影中は基本的にカメラ出しっぱなし＆終わったらしまいっぱなしの私には、今のところそれほどcriticalな条件でもありません。
むしろ私にとって大事なのは、カメラ以外のものもしっかり持ち歩けること。財布やらスマホやらタオルやらの諸々を収納した上で、時にはノートPCやら書籍やらが必要なこともあります。もうひとつ付け加えると、そうやってK-70に加えていろいろ持って歩くと結構重たくなるので、カバン自体の自重は軽くしたい。
というわけでいろいろ試行錯誤した上で、現在はこんな形に落ち着いています。
モンベルのアウルパック
「アウトドアのユニクロ」とも言われるコストパフォーマンス抜群のブランドの、タウンユースを想定した軽くて丈夫なデイバッグ。見かけより収納力があります。ノートPC用のクッション付きインナースリットがあり、サイドポケットや小物収納口、折りたたみ傘入れまでついていて、私には便利さマックス。
こいつの底に、K70と交換レンズが収納できるインナーケースを（サイズ的には厳しいのだけれどなんとか）突っ込みます。
そして、閉じたインナーケースのフタの上に、手頃な大きさの丈夫なトートバッグ（たとえばこれ）に小物類を入れて載せ、なんちゃって二気室バッグのできあがりです。カメラを出し入れする時はトートバッグをえいや、と引きずり出して、用が済んだらまた戻すだけ。しごく簡単。バッグが軽い割りにしっかりしているので、背から降ろして床に置くと自立するところもポイント高い。
今のところ、自分的にはこれが最強最軽量のカメラバッグです。これからもいろいろ工夫していきます。
